ここから本文です

千葉の被災者がいま、一番求めているもの

9/20(金) 15:23配信

BuzzFeed Japan

台風15号により家屋の倒壊や停電が長期化している千葉県南部。被災地では屋根などが損壊した家屋が目立つ。現場で特に不足しているのが、ブルーシートを張ることのできるボランティアだ。

被災から10日が経った9月19日。BuzzFeed Newsは南部にある鋸南町で被災者のニーズを調査したNPOジャパンプラットフォーム(JPF)に同行し、取材した。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】

台風による土砂崩れも町内の各地で発生し、いまも一部世帯で停電が続く同町。その中心部にある役場の2階からは見渡すと、ブルーシートが張られた屋根の多さに気付く。

損壊した屋根にブルーシートを張るため、全国から熟練のボランティアたちが集まり始めていているのだ。

シートの張り替えが必要に?

「すでに張られているブルーシートの一部も張り直しが必要になる可能性がある」

そうBuzzFeed Newsの取材に語るのは、小玉幸浩さん。

9月18日に広島から鋸南町へ駆けつけた熟練のボランティアの1人だ。これまでも広島県の豪雨災害など災害が発生するたびに、現地で活動を行ってきた。

現地で活動するNPO法人ADRA JAPANの職員によると、ブルーシートは張り方次第で、半年から最大1年持つ。

しかし、中途半端な張り方ではすぐに剥がれて、雨が降るたびに雨漏りなどを引き起こしてしまうという。

現場ではブルーシートの張り方を統一すべきという声も上がっているが、容易ではない。

様々な団体やボランティアが集まり、できるだけ多くのニーズに応えようと必死に作業を行なっているからだ。

雨漏り、そしてカビ

鋸南町の一軒家で一人で暮らす85歳の女性はこの日、小玉さんの助けを借りて屋根を覆うブルーシートを張り直した。

台風が直撃した当日は孫の結婚式に参列するため、鋸南町を離れていたといい。女性は「怖い思いをしなかっただけよかったよ」とつぶやく。

帰宅し、目に飛び込んできたのはあたりに屋根の一部が散乱し、変わり果てた自宅だった。

千葉市に住む娘の力を借りて、なんとか町役場で情報を集めた。ブルーシートも入手し、降雨が予想されていた9月14日~16日の連休前に工務店に駆け込み、ブルーシートを張ってもらった。

だが、張り方に問題があったのか、雨漏りが発生し、2階は水浸しに。いまではカビが発生している。

1/2ページ

最終更新:9/20(金) 15:23
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事