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育児で自分の時間がなくなる… パパ初心者の不安への処方箋とは?

9/20(金) 17:02配信

ハフポスト日本版

育児に参加した方が良いのはわかるけど、そうすると貴重な「自分の時間」がなくなってしまう…。
パパ初心者の中にはこんな不安を持つ人も多いのではないでしょうか。

世の中のお父さんは何故こんな悩みを抱えてしまうのか、そして、その解消法とは?
主夫でコラムニストの村橋ゴローさんが、父親支援のNPO法人『ファザーリング・ジャパン』代表理事・安藤哲也さんにインタビューし、ハフポスト日本版に寄稿した。
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ハフポスト日本版で育児ブログを執筆中の村橋ゴローさんが、NPO法人『ファザーリング・ジャパン』代表理事・安藤哲也さんに突撃インタビュー。

パパもママも仕事をしながら子育てするのが当たり前な今の時代。パパの子育て、ママの仕事、社会、いろんな側面から「家族の笑顔の作り方」を考えてみました。

――そもそも、男はなぜ家事・育児をやりたがらないのでしょう?

安藤 それはやはり、ジェンダー意識の問題が根底にあるのではないでしょうか。明治以降の家父長制は、今のパパになっている世代の、おじいちゃんやひいおじいちゃんの時代から綿々と続いているモノ。男性だけじゃなく、家父長制のなかで育てられた女性も意外と、「育児は母親がやるべき」「男性は仕事で稼いでナンボ」という意識の人が意外と多いんですよ。

――僕は、男性は本能的に「仕事より育児のほうが大変」ってわかってるから、逃げているのではないかと思っているんです。だから仕事に逃げてしまうというか。そういうことは感じませんか?

安藤 村橋さんが育児にがっつり関わっているから、そう思うんですよ。育児をしてるからこそ、「仕事のほうがラク」と思えるわけで。

育児をしていない人は、きっと「育児の方が大変」だなんて考えていないですよ。そもそも育児は自分の仕事じゃないという意識なんだから。

でもかつては、確かにそうでした。僕の家庭もそうでしたけど、父親のネクタイを締めて会社に行くのを、母親が「いってらっしゃい」と送り出す。そして1日家事育児をやってご飯作って、夫の帰りを待つ。それが当たり前だと考えられていた時代は確かにあったんです。しかも、それで文句言う人は少なかった。

でも時代が変わって、男性の所得も増えなくなっていった中で、女性のキャリア意識も変わっていった。

そしてあなたのような、「兼業主夫」という存在も増えていきました。

――今年6月『男性の育休取得が6%に』と厚労省から発表され、話題になりました。上昇しているとはいえ、まだまだ低いですよね。

安藤 そうですね、この数字を見ると低いと思われるかもしれませんが、僕らの調査では、50%ぐらいという結果も出ています。

大企業では「配偶者特別出産休暇」というような制度を設けているところもあります。使っていない有給休暇を使って、育児に充てている人もいます。【6%】というのは国の制度を使って、雇用保険を申請してる人が、6%ということ。実態は、もう少し男性も育児のために休んでいるという印象がありますね。僕の肌感ですが、東京では7割ぐらいのパパはなんらかの休暇を使って産後3~5日くらいは休んでいるといった印象ですね。

ただ、『ファザーリング・ジャパン』の活動で全国を回っていると、東京以外の地域では、育休はまだまだというのが実感ですね。

ーーところで、安藤さんの一番上のお子さんって、今おいくつになられたんですか?

安藤 もう21歳。大学4年生になります。僕、娘とはときどき居酒屋デートしているんですよ(笑)。

――それは、いいですね!

安藤 これを僕は“イクメンのブーメラン効果”と呼んでるんです(笑)。

子育てに積極的に関わって、お父さんが好きな娘に育ったら、このように「幸せな形」で必ず戻ってきますから。だからパパたちによく「子育てガッツリやれば、大きくなってから必ずリターンがある」と言ってるんです。リターンだけを目的にして子育てに参加を! という気はもちろんありませんが、モチベーションの一つにはなるのではないでしょうか?

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最終更新:9/20(金) 17:02
ハフポスト日本版

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