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千葉の被災者とボランティア。「早くしてくれ」との声に応えづらい“もどかしさ“

9/20(金) 20:30配信

BuzzFeed Japan

台風15号で、いまなお被害の爪痕が残る千葉県には、全国からボランティアが集まっている。9月21日からの週末からは3連休となり、多くの参加者が被災地で活動することが見込まれる。いま、どんな支援が求められるのか。参加したい人は事前にどう準備しておくべきなのか。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

【写真】千葉がいま、どうなったのかを伝える写真の数々。

災害ボランティアの受付を始めている富津市。県内外から人員を募集しており、BuzzFeed Newsが現地入りした9月19日にも受付をしている人たちが目立った。

中には学生の姿も。埼玉県の専門学校に通う26人は、クラスを担当する教員の呼びかけでボランティア参加を決意したという。

1年生の八重樫優輔さん(18)は「県外からも人を募集していると知って、富津市を選びました。災害時は助け合いですから」と語った。

いずれも警察官や消防士、自衛隊員を志す若者たち。女性も5人いた。将来も見据えて、実際に被災地で経験を積みたいとの思いもあったという。

「困っている人をなんとか助けたいです」と話すと、受付に向かった。

求められる「人材」

被災地では「家屋の屋根へのブルーシート張り」を求める被災者が多いのが実態だ。

今回の台風では、多くの家屋で風により屋根の瓦が吹き飛ばされるなどした。雨漏りしてしまうため、早急な対策を必要としているのだ。

事実、ボランティア募集要項に「高所での作業経験がある方、作業 に必要な資機材(はしご・脚立等)を 持参できる方」「屋根・外壁の仮設養生ができる人(屋根職、鳶職、左官職等の経験者)については県内外を問わず募集」と記す自治体もある。

ただし、作業の際には屋根に登る必要があるため、命の危険が伴う。

東京新聞によれば、千葉県内で家屋の修理のために屋根などから転落した事故が相次ぎ、少なくとも3人が死亡、101人が重軽傷を負ったという。

危険がある以上、先ほどの若い学生たちのように一般のボランティアに、その作業を依頼していないという。

富津市秘書広報課の鹿嶋和博課長は「一般のボランティアの方には張らせられないです。二次災害が怖いんです」とBuzzFeed Newsに語る。

被災者からの「早くしてくれ」との声は把握している。しかし、「ニーズがあっても、安全面を考えなくてはいけません」

「電線を巻き込んだ倒木もたくさんあります。技術を持たない方ができないことも多い。そういったもどかしさもあります」

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最終更新:9/20(金) 20:30
BuzzFeed Japan

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