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オリックスの高卒2年目・西浦 颯大は「不完全燃焼」だった明徳義塾時代を糧に

9/20(金) 21:10配信

高校野球ドットコム

 令和という新しき元号を迎えた2019年のプロ野球で、高卒2年目・1999年度生まれの選手たちが躍動している。現在、セ・リーグの本塁打・打点部門2冠を見据える村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ・一塁手兼三塁手)を筆頭に、外国人選手1名を含む支配下登録選手34名(セ・リーグ17名、パ・リーグ17名)中、19名(セ・リーグ10名、パ・リーグ9名)が早くも一軍の舞台を踏み、それぞれの舞台で活躍を続けている。

 そこで、今回はその中で特に将来が期待できる選手を何人か取り上げていきたい。第3回はオリックス・バファローズの俊足右翼手・西浦 颯大(にしうら・はやと)を紹介する。

村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)に次ぐ高卒2年目出場経験

 178センチ70キロのスリムな身体と50メートル走5秒9の俊足を駆り、広い守備範囲でオリックス・バファローズ外野陣の一角を担う西浦 颯大(にしうら・はやと・1999年5月21日生まれ・右投左打)。9月19日現在の今季成績は69試合出場215打席197打数40安打1本塁打14打点8盗塁で打率.203。なお、この数字は試合出場・打数・安打などほとんどが同じ熊本県出身の村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ)に次ぐ数字である。

 そんな西浦は熊本北リトルシニア(熊本)に所属した中学時代からその名を知られていた。3年時には侍ジャパンU‐15代表として「第2回 IBAF 15Uワールドカップ」に出場し31打数13安打8打点1本塁打。そして明徳義塾(高知)でも1年時から公式戦に出場し2年春夏・3年夏の3度甲子園出場。特に2年夏は嘉手納(沖縄)戦での満塁アーチなどベスト4入りに大きく貢献した。

 「僕は目立ちたがり屋なので観衆がいっぱい入っている方が気持ちが乗る」と当時から大観衆の前での強みを発揮していた西浦。ただ、その一方でセンスに頼るあまり一度スランプに入ると長期化する悪癖は最後まで治らなかった。

オリックス・バファローズ入団時の「誓い」を貫く

 ただ、彼には失敗を経験に転換する術も知っていた。「最終学年は不完全燃焼で終わってしまった。プロではガムシャラにやっていた中学時代の原点に立ちたい」。2017年にオリックス・バファローズからドラフト5位指名を受けた後、誓った原点回帰。2試合出場に終わった1年目でのプロ初安打・初盗塁を土台に、今季も二軍落ちを経験しながら再び這い上がってきた過程は、その気持ちを忘れなかった何よりの証明である。

 今季ここまで50三振(9月19日現在)や、盗塁失敗3個などいまだ課題はあるが、それも「誓い」を貫けば克服できるはず。まずはチームの絶対的レギュラーへ。その先にある2度目の侍ジャパン入りへ……。数年後に村上 宗隆と2人で日本球界を代表する選手になるための挑戦は続く。

最終更新:9/20(金) 21:10
高校野球ドットコム

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