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「殺人の追憶」題材となった華城事件の容疑者のDNA発見…3件の犯行の手口が酷似

9/20(金) 16:07配信

ハンギョレ新聞

科学捜査の発展で決定的な手がかり発見 警察証拠品、検察の受刑者DNAと照らし合わせた成果 「同一人物でない確率は10の23乗分の1」 L容疑者は犯行を否定 3件はいずれも下着で手足縛り 農道・野山で遺体発見した点も類似

 華城(ファソン)連続殺人事件の有力な容疑者のL氏(56)が、当時10回の連続殺人のうち3件の事件と直接的な関係があることが明らかになった。同事件が発生した後のDNA解析手法など科学捜査の発展が、33年ぶりに代表的未解決事件の決定的な手掛かりになった。

 同事件を捜査中の京畿南部地方警察庁は19日、京畿南部庁パン・ギス2部長の主宰でブリーフィングを開き、「L容疑者のDNAが華城事件のうち3件の事件の証拠物で採取したDNAと一致した」と発表した。同連続殺人の第5の事件(1987年1月)、第7の事件(1988年9月)、第9の事件(1990年11月)の犯行でL容疑者の痕跡が明らかになったのだ。このうち第9の事件では、被害女性の下着からL容疑者のDNAが検出された。しかし、L容疑者は当時、事件の証拠物から出たDNAと一致するという結果が出た後、刑務所で行われた取調べで犯行を否定していると警察は伝えた。

 今回確認したL容疑者のDNAは、最高検察庁が管理していた「受刑者などのDNAデータベース(DB)」を通じて確認された。 2010年7月に施行された「DNA身元確認情報の利用及び保護に関する法律」によって、殺人や性暴力など再犯の危険が高い11個群の刑の確定者などのDNAを採取して保管している。

 このうち、受刑者などのDNAは最高検察庁が管理し、拘束被疑者と犯罪現場で採取したDNAは警察(国立科学捜査研究院)が管理している。L氏のDNAは2011年10月に採取され、2012年1月にデータベースに登録された。警察が保管中だった同事件の関連証拠品を国科捜に送って再分析を依頼し、国科捜が最高検察庁が管理する受刑者DNAと照らし合わせて、L氏を有力な容疑者に特定した。

 これに先立ち、最高検察庁も昨年12月、水原(スウォン)地検の依頼を受け、華城連続殺人事件のうち第9の事件の被害者の所持品であるボールペンなどから、男性2人のY染色体を検出した。しかし、極少量が検出され、容疑者の特定には至らなかった。今回確認されたL容疑者のDNAかどうかも確認できなかったと検察は伝えた。

 今回、L容疑者のDNAが検出された3件の事件は、犯行後、被害者の下着を使用して手足を縛った点や農道や野山で遺体が発見されたことなど、犯行の手口と遺体遺棄の場所などの類似性が見られる。第5の事件の被害者のHさん(当時18歳)は、道華城郡泰安邑黄鶏里(ファンゲリ)の田んぼでストッキングで縛られて殺害された状態で発見された。第7の事件の被害者Aさん(52)も、八灘面佳才里(カジェリ)の農水路でブラウスで両手を縛られて死亡した状態で発見されており、泰安邑餅店5里(ピョンジョム5リ)で起きた第9の事件の被害者のKさん(13)は山でストッキングで縛られた状態で遺体が発見された。

 京畿南部庁の関係者は、「残りの事件の証拠物も国科捜に送ってDNA分析を行っているが、結果がどう出るかは分からない」と述べた。

キム・ギソン、イ・ジョンハ、オ・ユンジュ、チェ・ウリ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr) 

最終更新:9/20(金) 23:11
ハンギョレ新聞

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