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FA、人種差別発言疑惑のニューカッスルOBを32週間の活動禁止処分に

9/20(金) 14:39配信

SOCCER KING

 1980年代から90年代にかけてニューカッスルなどでプレーした元イングランド代表FWピーター・ベアズリー氏に、FA(イングランドサッカー協会)が32週間の活動禁止処分を言い渡した。18日、イギリスメディア『BBC』が報じた。

 現在58歳のベアズリー氏は、2009年からニューカッスルのリザーブチームのコーチを務めていたが、昨年1月にイングランド人MFヤシン・ベン・エル・ムハンニ(現スカンソープ・ユナイテッド)への人種差別疑惑が浮上。同選手を“猿”(黒人に対する差別用語)と呼んだほか、「悪ふざけ」で木登りを行ったとされていた。ニューカッスルは14カ月に渡ってクラブ内調査を行い、3月に同氏は理由不明のままコーチを退任していた。

 FAの独立委員会は、「『Go Ape(イギリス発の服飾店)』で行われたイベントで『君たちはかつてのようになるべきだ』と発言したこと」、「根拠なく『黒人選手が年齢を詐称している』と主張していたこと」、「練習中のミニゲームで、アフリカにルーツを持つ黒人選手を“猿”と呼んだこと」の3つの告発が証明されたとして、ベアズリー氏に対して、「32週間、サッカーに関するすべての活動を禁止する」処分を下した。

 同委員会は、「彼の発言は明らかに人種差別的で、到底受け入られるものではない。(被害者を攻撃しようとした)明確な意図があったかどうかを問わず、彼は明らかに侮辱行為を行った」ことを処分を下した理由に挙げている。

 一方で同委員会は、「ベアズリー氏が、『人種や民族性に基づいて人物への個人に対する悪意を抱いている』という意味での人種差別主義者ではないことを確信している。彼は現在58歳だ。彼が攻撃的な人種差別発言について、それを行わないことの重要性も含めて訓練と教育の恩恵を受けていないことも(処分内容に)関連している」と、同氏には情状酌量の余地もあったとしている。

 処分を受けて、ベアズリー氏の事務弁護士は「ピーター・ベアズリーは非常に驚き、残念がっています。ニューカッスルの内部調査が不必要に長引いたせいで、証拠の欠陥と汚染から彼は身の潔白を証明することができなくなった。彼の元同僚やその他の選手、コーチ、ファンの擁護は、ピーターの人柄を証明する揺るぎない証拠です。彼が何を言ったにせよ、そこには攻撃的な意図がなく、彼は人種差別主義者などではないのです」と内容に対して不服を唱えている。

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最終更新:9/20(金) 14:42
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