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宇都宮ブレックスは『テリフィック12』早期敗退、迷える比江島慎「見失ってます」

9/21(土) 11:35配信

バスケット・カウント

フィジカル合戦で競り負け、終盤に失速して連敗

文=鈴木健一郎 写真=©ASIA LEAGUE



宇都宮ブレックスにとっての『テリフィック12』はグループステージ敗退という結果に終わった。安齋竜三ヘッドコーチは、結果よりも内容について「疲れがあって身体がキツいのは分かっていましたが、動ける動けないよりもコミュニケーションを取ろうとする行為がなかったのが残念」と厳しい目を向ける。

初戦は韓国の、第2戦は中国のチームとの対戦。ハードワークをベースとしたバスケットでフィジカルでの勝負には自信があるはずの宇都宮が、その競り合いの部分でも苦戦した。

浙江ライオンズとの試合では前半を終えて11点リード。決勝トーナメント進出には11点差以上での勝利が必要で、順調にリードを広げているように見えたが、身体をぶつけて削り合う試合展開で先に根負けしたのは宇都宮で、激しく当たられてもファウルがコールされないことのストレスも重なって終盤に失速してしまった。

安齋ヘッドコーチはその差を痛感していた。「高さもスピードもあってフィジカルも強い。もともと持っているものもありますが、毎試合そこでやって慣れている部分もあると思います。日本でもそういう部分でベースを高くできるチームが増えていかないと、アジアの中での差は縮まっていかないと思います」

だが、それとは反対の意見を語ったのは比江島慎だ。誰よりも負けず嫌いな彼は「手の長さはありましたが、スキルに関しては別に相手が優れているとは思いませんでした。フィジカルの差は感じなかったというか、そこで負けたつもりはありません」と語る。

「言い訳になりますが、勝てる相手だった」

比江島に言わせれば『テリフィック12』での連敗は「どう考えても2試合とも勝ち試合で、相手に力負けしたわけじゃなく自分たちでミスをしてしまった」だ。自分を含めて、勝利への執着心がチームに欠けていたと反省する。「もちろん勝つつもりでしたけど、絶対に決勝に行くというよりは1試合1試合を大事にしようという感じでした。言い訳になりますが、勝てる相手だったし、自分たちがちゃんとやっていれば2試合とも勝っていたはずです」

「終盤になって相手が激しく来たところで僕らが対応できなかった。自分もターンオーバーをして相手に勢いを持って行かれたし、自滅です。開幕までにはしっかり連携を高めなければいけないんですけど、今の時点ではこういう結果になってしまいました」

第2クォーターで一度は相手を圧倒しているが、この時は比江島がポイントガードを務めた。第1戦でも時間は限られていたが、このラインナップで良い形を作っている。「フォーメーションから良いスクリーンが掛かったし、良いスペーシングができてアウトナンバーも作れました。それでもうまく行ったのはディフェンスから良い流れを作れたから」と比江島はこの時間帯を振り返る。

ただし、これはあくまで鵤誠司がケガで欠場したための緊急措置で、「やるとしてもケガ人が出た場合で、シーズン中にそんなにはやらないと思います。もっと練習を重ねていけば1番起用も行けますが、今日はちょっと余裕がありませんでした」とのこと。

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最終更新:9/21(土) 11:35
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