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ニッポン放送からいちばん近い映画館、有楽町スバル座の歴史と魅力

9/21(土) 13:00配信

ニッポン放送

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第693回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、10月に閉館する有楽町スバル座に八雲ふみねが潜入。その魅力と思い出を掘り起こします。

有楽町の映画文化を担って来た老舗の映画館

ニッポン放送からいちばん近い映画館、有楽町スバル座。1946年、新作の洋画を先行上映する日本初の洋画ロードーショー劇場「丸の内スバル座」としてオープン。戦時中は輸入が禁止されていた外国映画が上映され、多くの観客で賑わいました。

日本で初めて“ロードショウ”という言葉を使用したのは、実は有楽町スバル座だとも言われています。1953年に火災で焼失するものの、1966年、有楽町ビルの竣工とともに「有楽町スバル座」に名を変えて復活。

以来、有楽町の映画文化を支えるシンボリックな存在であり続け、映画ファンの間でおなじみの歴史ある映画館として支持され続けましたが、2019年10月で閉館を迎えます。

有楽町スバル座の特徴は、全席自由席のロードーショー館だということ。劇場窓口でチケットを購入し、入れ替え制ではないので、映画の途中から入場することもできれば、上映中に座席を移動することもできる。

気に入った作品なら、1日中入り浸って何度も観ることが可能。昔ながらの懐かしい情緒にあふれていて、私も大好きな映画館のひとつです。

初日舞台挨拶やトークイベントで司会を務めさせて頂く度に、有楽町スバル座には特別な雰囲気があると、常々感じていました。それは、登壇する俳優さんや監督を目当てに駆けつけた上映作品のファンだけではなく、有楽町スバル座という映画館ファンのお客様が必ず客席にいらっしゃるということ。

映画館を愛し通い続けていらっしゃる“諸先輩方”のお姿を、1段高いところから拝見するたびに、歴史と伝統、そしてお客様の劇場への愛情がひしひしと感じられたものです。

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最終更新:9/21(土) 13:00
ニッポン放送

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