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トライに喜び爆発 ラグビーW杯開幕戦ルポ

9/21(土) 9:41配信

福島民報

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)開幕戦の日本対ロシアの会場となった東京都調布市の味の素スタジアムに、二十日午後三時ごろに到着した。試合開始四時間前にも関わらず、日本代表の桜のジャージーを着たファンであふれていた。

 ラグビーW杯は夏季五輪、サッカーW杯に続く世界三大スポーツイベントと言われるが、国内の注目度は海外に比べて高くなかった。しかし、会場周辺では熱狂的なファンが写真を撮るなどして、W杯の雰囲気を楽しんでいた。主催者発表によると、満員の四万五千人を超える観客が詰め掛けた。

 福島市の福島大付属小三年生からラグビーを始め、仙台育英高(宮城)で全国大会に出場し、花園ラグビー場(大阪府東大阪市)の土を踏んだ。明治学院大三年生の時には、秩父宮ラグビー場(東京都港区)で対抗戦に臨んだ。しかし、初めて見るW杯は自分が経験したどの会場とも違っていた。独特の雰囲気で、埋め尽くされたスタンドに鳥肌が立った。

 同スタジアムはJリーグ一部(J1)FC東京の本拠地で、ラグビー専用のグラウンドではないため、観客席とピッチの距離が少し遠いと感じた。しかし、選手の体がぶつかる姿や音は迫力満点だった。ワンプレーごとに歓声が上がる。日本がトライを取ると観客は思わず立ち上がり喜びを爆発させていた。日本の勝利が決まると、隣り合った同士で抱き合ったり、大会スタッフとハイタッチしたりしていた。

 家族四人で観戦に訪れた福島市の会社員須郷誠さん(44)は「一生に一度の国内開催を観戦でき最高」と興奮気味に話した。市内のラグビースクールに所属する長女真子さん(11)=野田小六年=は「日本代表のようなタックルをしたい」と目を輝かせた。

 最寄りの京王線飛田給駅からスタジアムまでの道中には大会スタッフが等間隔に立っており、観客の誘導や案内を行っていた。福島市の県営あづま球場は二〇二〇年東京五輪野球・ソフトボール競技会場となる。円滑な大会運営の参考になると感じた。

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最終更新:9/21(土) 9:41
福島民報

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