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影のMVPラブ様 強奪トライ!W杯初出場で決めた 両チーム最多タイ16タックル

9/21(土) 8:30配信

デイリースポーツ

 「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本30-10ロシア」(20日、味の素スタジアム)

【写真】松島トライ、ペインティング美人ラグ女etcイッキ見

 アジア初開催となる第9回のW杯が開幕し、1次リーグA組の日本は30-10でロシアを下し、初の8強入りへ好スタートを切った。4トライを奪った日本は、ボーナス点の1を含む勝ち点5を獲得した。世界ランキング10位の日本は同20位のロシアに先制を許したが、WTB松島幸太朗(26)=サントリー=の3トライなどで逆転した。日本は28日に世界ランキング1位のアイルランドと対戦。10月5日に同16位のサモアと顔を合わせ、13日に同7位のスコットランドとぶつかる。

 衝撃のW杯デビューだった。フランカーのラブスカフニがW杯初出場で初トライを決めた。15-7で迎えた後半6分にビッグプレーが飛び出した。ハーフライン付近でタックルを突き刺すとボールを力ずくで奪い取り、「トライラインが見えたので一生懸命走った」と189センチ、105キロの巨体を揺らして一気に駆け抜けた。

 持ち味の守備でも体を張り続けた。タックル数はフッカー堀江と並び両チーム最多の16を数え、成功率は94%に達した。3トライのWTB松島に脚光が当たったが、“影のMVP”と呼べる貢献度の高さだった。

 南アフリカ出身で16年に来日。今年に入って居住条件を満たし、日本代表の資格を得た。7月のパシフィック・ネーションズ杯・フィジー戦で念願の初キャップ。リーチに代わって主将も務めた。

 国籍こそ南アフリカだが、心は日本に染まっている。宿舎の部屋で練習を重ね、「君が代」を「完全にマスターした」。歌詞の意味を知り「我々の全てを表している。小さな小さな石が1つの大きな岩になり、大きな役割りを果たす。仲間が1つになってゴールを目指す」とうなづく。

 旧約聖書の詩篇23の言葉を重んじる。多くの賛美歌の歌詞にもなっている、旧約聖書で最も有名な一説。「頭の中で復唱することで落ち着きを保っている。全ては神がコントロールするということ。後は自分がやるべきことに集中する」。手首に巻いたテーピングに「Ps:23」と記し試合に臨んでいる。

 千金のトライでボーナスポイントを加えた勝ち点5獲得に寄与したが「チームとしての努力の成果」と語るだけ。静かに謙虚に、勝利の余韻をかみしめた。

最終更新:9/21(土) 8:51
デイリースポーツ

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