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高速道であおり、前方車両に衝突… あおり運転摘発24件 15年以降で沖縄県警 「実際はもっと多いはず」 冷静運転呼び掛け

9/21(土) 10:14配信

琉球新報

 沖縄県内で2015年~19年7月末までの間、あおり運転とみられる道交法違反(車間距離保持義務違反)容疑で摘発されたのは合計24件で、毎年約5件前後が摘発されていることが20日、県警交通指導課のまとめで分かった。逮捕者はいない。15~18年の全国平均は191件。県警の担当者は「あおり運転などの実際の交通トラブルは摘発数よりももっと多いはずだ」と指摘しつつ、冷静な運転を呼び掛けている。
 17年6月、神奈川県大井町の東名高速であおり運転で無理やり停止させられ、後続のトラックに追突された夫婦が死亡する事故が発生した。今年8月には茨城県の常磐自動車道で、付近を走っていた車を停止させ「殺すぞ」などと怒鳴り顔面を複数回殴打する「あおり殴打事件」を起こした男が傷害容疑で逮捕された。県内でも同月17日、沖縄自動車道の沖縄南インター付近であおり運転の男(47)が前方の車両に2回衝突するなどし、暴行容疑で現行犯逮捕されている。

 県警交通指導課のまとめでは、県内の15年~19年7月までのあおり運転とみられる車間距離保持義務違反の摘発数は15年5件、16年4件、17年が最多の8件、18年は最少の3件、19年は7月末時点で4件となっている。

 県警は年内、沖縄自動車道でヘリコプターとパトカーによるあおり運転の取り締まりを複数回実施する予定だ。

 一方、警察庁のまとめによると15~18年に全国で摘発された車間距離保持義務違反の平均数は15年174件、16年162件、17年152件で、18年が最多の277件。

 全国的にあおり運転が社会問題化している中で警察庁は18年から、あおり運転などの危険で悪質な運転を、あらゆる法令を駆使して取り締まるよう全国の警察に指示している。

 県警交通部の伊波興二管理官は取り締まりを強化していくとした上で、「車間距離保持義務違反(あおり運転)から暴行、傷害、死亡事故と取り返しの付かないことになっては遅い。ハンドルを握る際は感情をコントロールして冷静に運転してほしい」と呼び掛けた。

 (照屋大哲)

琉球新報社

最終更新:9/21(土) 11:13
琉球新報

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