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【巨人】坂本勇、2発 生え抜き右打者でミスターに並ぶ39号「ここまで来たら一球入魂」

9/21(土) 6:07配信

スポーツ報知

◆DeNA4―9巨人(20日・横浜)

 一振りに魂を込めた。打球がバックスクリーン左へ飛び込むと、坂本勇は三塁ベースを回ったところで腹の底から雄たけびを上げた。「最高の結果が出てよかったです」。ベンチに戻ると仲間とのハイタッチにグータッチで返し、喜びを爆発させた。

【写真】貴賓席から昭和天皇、香淳皇后がご覧になる中、長嶋が左越えに劇的なサヨナラ本塁打を放った(合成写真)

 初回無死一塁。平良の直球を仕留め、2戦連発の38号2ランを放った。チームは3戦連続1得点で3連敗中。一方、2位・DeNAは前日19日の広島戦で最大7点差から大逆転勝利を収めるなど、勢いの差は歴然だった。それだけに「すごく勢いがあるのは分かっていたし、初回から点を取れたのは大きかった」。下半身の張りを抱えながらプレーする主将が、ファーストスイングで流れを引き寄せた。

 7回無死二塁では犠打を決めて追加点を呼び込むと、3点リードの9回先頭では国吉から逆方向の右翼席へ39号ソロ。球団の生え抜き右打者では68年の長嶋茂雄に並ぶ一発で、試合を決めた。

 優勝マジック「4」で迎え、連勝で一気に5年ぶりの優勝が決まる大一番を前に、試合前の円陣では輪の中心に立ち、仲間に熱い思いをぶつけた。

 「ここまで来たら一球入魂! 僕も緊張しているし、若い選手もすごく緊張すると思うけど、このユニホームを着て、こういう試合に出られる状況を幸せに思いながら、誇りに感じながら。絶対に勝つとか、ここで打つとか気持ちをプラスに持っていこう。絶対に今日勝って、優勝するぞ!」

 岡本、大城、田中俊ら多くの若手にとっては未体験の戦いになるため、あえてポジティブな言葉をかけながら、試合になれば自らがその言葉を実践した。16年まではチームメートで、今季からコーチとして戻ってきた鈴木尚広外野守備走塁コーチも「弱音を吐かなくなったし、自分から引っ張る強さも出てきた。リーダーとしてすごく様になっているし、かっこいい男になったよね」と変化に舌を巻く。主将5年目。誰もが認める絶対的なリーダーとなった。

 原監督も「キャプテンシーというかな。価値ある2本のホームラン」とたたえた。21日に勝利すれば優勝だ。「(気持ちは)一緒。もちろん勝てればいいですけどやることは変わらない。勝てるようにいい準備をして備えたい」と勇人。勢いのまま、一気にゴールテープを切る。(後藤 亮太)

最終更新:9/21(土) 7:36
スポーツ報知

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