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周防監督、手応え語る 福島県内ロケの映画「カツベン!」

9/21(土) 11:06配信

福島民報

 福島市や会津若松市などでロケを行った映画「カツベン!」の周防正行監督は二十日、福島民報社の取材に応じ「県内の撮影で、スタジオでは再現できない大正時代の雰囲気を取り込めた」と手応えを語った。十二月十三日に全国公開され、愉快で温かな情景がスクリーンに映し出される。

 -撮影を振り返って。

「当時の活動写真に近づけるためにアクションでアナログな手法を採用したり、お笑いの内容を工夫したりした。自分が脚本を担当しない初めての作品だった。脚本を書く際は頭の中に浮かんだシーンを文字に起こして細かく設定しているが、今回は撮影現場で役者の考えている演技などからより良い演出に気付くことが多く、新鮮だった」

 -県内でロケを行った印象は。

「福島市民家園の旧広瀬座は、明治に建てられた建物が良い保存状態で残っており、映画の舞台『青木館』として採用した。エキストラとして参加してくださった皆さんは大正時代の服装に身を包むとプロの役者のように雰囲気が変わった。非日常の雰囲気が皆さんの役者魂に火を付けたのではないか。朝早い時間からの準備もあり、協力に感謝している」 -県民にメッセージを。

「映画の撮影は大変なのにも関わらず、非常に温かく迎えていただきありがたい。映画は自分が考えていた活動写真を表現できたと思っている。旧広瀬座にまだ行ったことがない県民の方がいたらぜひ足を運んで映画と同じ空間を感じてほしい」 

 映画「カツベン!」は「活動写真」と呼ばれていた大正時代のサイレント映画に携わる人々を描く青春群像劇。成田凌さんが主人公、黒島結菜さんがヒロインを演じている。県内では福島市のフォーラム福島、郡山市の郡山テアトル、いわき市のポレポレシネマズいわき小名浜で上映予定。

 周防監督はPRのため二十日に福島民報社を訪れ、高橋雅行社長と懇談した。

最終更新:9/21(土) 11:06
福島民報

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