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【巨人】リーグV王手 5発でDeNA粉砕 原監督「全員で一丸となって挑んでいきたい」 

9/21(土) 6:06配信

スポーツ報知

◆DeNA4―9巨人(20日・横浜)

 首位・巨人が今季最多タイの計5発で2位・DeNAとの直接対決を制し、5年ぶりのリーグ優勝に王手をかけた。

 坂本勇が初回、平良からバックスクリーン左へ2戦連発となる2ランを放つと、9回には国吉から39号右越えソロで40号にリーチ。岡本にも2年連続30号到達となる左中間ソロが飛び出した。先発の山口は7回途中4失点で両リーグトップの15勝目。優勝マジックは「2」。21日の同戦に勝てば、原監督が横浜で宙に舞う。

 右手が徐々に熱くなる感覚が、この上なく心地良かった。試合後の勝利のハイタッチ。原監督は重圧をはねのけて躍動した選手を、誇らしげに出迎えた。「点差は開いたけれども、緊張感のある試合だった。今日を取れたことで、チームもやや硬さは取れるのではないかな」。栄光のゴールテープを、完全に視界に捉えた。

 3点リードで迎えた7回に、今季の原野球が凝縮されていた。先頭・亀井が左中間二塁打を放つと、すかさず原監督が動く。坂本勇に今季3度目となる犠打を命じ、主将は2球目をきっちり投前に転がした。「どうしてももう1点を取りたかったところ。何とか三塁に送りたかった」。初回に先制2ランを放っているポイントゲッターに送らせてまで“次の1点”をなりふり構わず奪いにいった。

 指揮官の気持ちに、選手が応えないわけがない。最近3試合で10打数1安打、この日も2三振含む3の0と不調だった丸が必死に四球を選んでつなぐと、岡本が右翼線へ適時二塁打を放って、待望の追加点をもたらす。さらに1死二、三塁から代打・阿部も右犠飛を放ち、貴重な2点を加えた。それぞれができることを全うした会心の攻撃も「こういう野球をずっとしてきているわけだからね。特に不思議なことでもない。取るべき時にはということ」とサラリと言った。それが強みだった。

 漂う嫌な空気を一掃して、決戦に送り出した。連勝すれば優勝という状況で迎えた2連戦。だが、チームは3連敗中でその間、いずれも1点止まりと打線の不調は深刻だった。試合前のミーティング。原監督は選手全員に手をつながせ、大きな輪を作らせた。特別な言葉はいらない。大一番で見せる“勝負の儀式”で、チームの心は一つになった。スタメンに起用された大城、重信がそろって“一発回答”を見せるなど、全員が躍動しての5発9得点快勝劇。まさにスローガンの「和と動」を体現した。

 いよいよ、その時が来た。5年ぶりのリーグ優勝へ、マジック「2」とした。21日のDeNA戦で勝利すれば、横浜の夜空にその身が舞うことになる。原監督は「また明日はフラットな状況からスタートする。浮足立つことなく戦っていきたい」と最後まで慢心は戒め、そして続けた。「今年のチームは全員で戦っているわけだから、明日も全員で一丸となって、挑んでいきたい」。この舞台でさらにたくましさを増したナインと、一緒に歓喜の瞬間を迎えたい。そんな意味がこもっていた。(西村 茂展)

 ◆原監督、ラグビー愛

 原監督がラグビー日本代表の白星発進を喜んだ。この日、DeNAとの激闘を繰り広げている裏でW杯開幕戦、日本―ロシア戦が行われた。前回W杯が行われた15年には、ロンドンにある“ラグビーの聖地”トゥイッケナム・スタジアムを訪れて決勝を観戦したほどのラグビー愛を持つ指揮官。試合後の会見中に自ら「ラグビーどうだったの?」と逆取材。快勝したことを伝えられると「これも2番目にいいニュースだね」とニンマリだった。

最終更新:9/22(日) 9:27
スポーツ報知

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