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【MotoGP】転倒は“タイヤ選択”のため……リスク負う「マルケススタイル」で準備万端?

9/21(土) 18:52配信

motorsport.com 日本版

 レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP第14戦アラゴンGPのフリー走行1回目から1分46秒899とレコードに迫るラップタイムを記録。FP2までの総合タイムでもトップの座を堅持している。

【画像】マルケスは転倒は多いが、受け流しも非常に上手い

 予選の行われる2日目は降雨が予報されている一方で、決勝日は晴れ予報となっている。つまり同じ時間帯に行われるFP2での情報は、レースにとって重要になると考えられる。

 FP2では最速ラップを刻まなかったマルケスだが、彼は決勝に向けてフロントタイヤの選択をどうするか、検討を行っていたようだ。

「僕らは午後のセッションで転倒する大きな可能性があると認識していた」

「何故か? それはフロントにハードタイヤを試していたからだよ」

 そう語ったマルケス。彼はFP2の中盤にターン8で転倒を喫していた。だがそれはレースに備えてFP2でリスクを取り、タイヤの限界を探るためだった。彼は元々、転倒する可能性を許容して走るつもりだったと明かしたのだ。

「決勝日のコンディションは初日と似たようなものになりそうだったから、僕はチームに“午後はいくつかリスクを負いたい”と話した。何か“警告”を受けるなら、同じような時間に行われる日曜日よりもFP2の方が好ましいからね」

「それが僕のやっていたことだ。ハードタイヤでの最初の走行は問題なかったけど、2度目の走行では、ダウンヒル(ターン8にかけてのブレーキング)でフロントのグリップを失ってしまった」

「ハードのフロントタイヤだと、エッジのグリップが少し低くなって、白線にほんの少し触れたらグリップを失ってしまったんだ。僕はチームにもこう言ったんだけど、レースで転倒するよりもFP2で“戒め”を受け取ったほうが良いと思う」

「まあ確かに、限界を見つけるにしてもベストなやり方じゃないだろう。だけどレースに向けて適切な選択肢を選ぶためには最善の方法なんだ」

 マルケスはより涼しいコンディションだったFP1で、ハードタイヤが“限界”だったため、温度限界がどこにあるのかを把握するため、こうした手法を取らざるを得なかったと言う。

「僕らはハードタイヤを試していたけど、それはFP1でミディアムタイヤにグレイニングが出ていたからなんだ」

 マルケスはそう付け加え、更に続けた。

「だけど最後の走行でもう一度ミディアムを試したら、グレイニングはそこまでひどくなかった。一方でハードタイヤでは限界に達していたんだ」

「それからミサノでもそれ(ハード)を使う選択肢があった。でもミサノはかなり暑くて、適切に機能していなかった。そしてここアラゴンはグリップが良いように見えるけど、それだけでなく気温も低くなっている」

「だから限界に来ていたんだ。それで僕らは限界を理解しようと探っていた」

「そうしてFP2の暑さが温度の限界だと理解できた。それ以上低温だと(ハードは)使用できないだろう」

Lewis Duncan

最終更新:9/21(土) 18:52
motorsport.com 日本版

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