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3横綱に仕えた“名参謀”春日国が土俵に別れ

9/21(土) 14:48配信

スポーツ報知

 ◆大相撲秋場所14日目(21日、両国国技館)

 横綱・白鵬(宮城野)、日馬富士(伊勢ヶ浜)、鶴竜(井筒)の付け人を務めた西三段目51枚目・春日国(37)=中川=が最後の7番相撲を終え、19年間の土俵生活に別れを告げた。

 「最後に自分らしい相撲が取れて良かったです。19年間、頑張ってきました。最後の土俵は自分の力を目一杯、出そうと思いました。辛いこともありましたが、楽しかったですよ」と笑顔を見せた。

 西の支度部屋の前には中川部屋の力士や同じ鶴竜の付け人を務めていた鋼(井筒)らが花束を持って出迎え、最後に記念写真に納まっていた。さらに親しかった報道陣も駆けつけて握手。誰からも慕われていた春日国らしい笑顔の“お別れ“となった。

 宮崎・小林市出身。高校時代は名門・日章学園の野球部のレギュラー、強肩強打の捕手として活躍した。高校卒業後に角界入り、2009年の春場所では関取まであと一歩の幕下筆頭まで昇り詰めた。「もう少しだった? そうですね。でもこの世界、運というのも必要なんだということを学びました」。

 春日国の真骨頂は3横綱の付け人を務めたことだ。白鵬には取組前の支度部屋で何度も胸を出し「横綱も気分良く当たってくれたし、自分のあれで少し強くなれた気がします」。日馬富士は春日国に早く関取になってもらいたいといろいろなトレーニングを教えてくれたという。

 今場所まで務めていた鶴竜とは対戦経験(2004年秋場所、寄り切りで●)もあり、精神的な支柱になっていた。「3横綱に共通しているのは、私を関取にしようとして一生懸命に教えてくれたことです。本当に感謝しています」と最後に目を潤ませた。

 引退後の事はまだ未定だが、宮崎に帰って地元に貢献、子供たちに大好きだった相撲を教えるプランもあるという。さらば春日国、ありがとう春日国。

最終更新:10/2(水) 15:38
スポーツ報知

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