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貴景勝、史上初の1場所での大関復帰&優勝へ「生活リズムを一緒にすれば問題ない」

9/22(日) 6:03配信

スポーツ報知

◆大相撲秋場所14日目 ○貴景勝(押し出し)竜電●(21日・両国国技館)

 賜杯争いは3敗で並んだ貴景勝、御嶽海の両関脇と平幕・隠岐の海の3人に絞られた。貴景勝は幕内・竜電を押し出して11勝目。史上初の「1場所での大関復帰&優勝」へ、千秋楽では島根出身力士の初Vを目指す隠岐の海との直接対決が組まれた。御嶽海は小結・遠藤に勝てば優勝決定戦に臨む。負け越しが決まったカド番大関・栃ノ心は、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)で2度目の関脇降下となる。

 優勝への軌跡となるような、貴景勝の電車道だった。20日に豪栄道に敗れ、単独トップを譲って臨んだ一番。立ち合い、頭でかまして竜電を起こすと、一気に前に出て押し出した。完勝にも「しっかり攻め込めたと思うけど、いいか悪いかは分からない」と、これまで同様に平常心を貫いた。

 史上初の「1場所での大関復帰&優勝」を、目の前までたぐり寄せた。3敗を守り、トップは3人に絞られた。打ち出し後に審判部は千秋楽の取組を発表。三役の小結・阿炎との取組が予想されたが、割が崩され前頭8枚目・隠岐の海との直接対決が組まれた。過去3勝1敗の隠岐の海に勝ち、次の取組で御嶽海が敗れれば昨年の九州場所以来、自身2度目の優勝が決まる。御嶽海が勝てば、V経験者同士による17年春場所以来の優勝決定戦に持ち込まれる。

 12日目に10勝目を挙げ、現行のカド番制度(1969年名古屋場所以降)では6人目(7例目)となる1場所での大関返り咲きを決めた。翌13日目は敗れたものの「5秒くらいで脳の変換をして、切り替えることができた」。大関復帰を決めた力士の中での11勝は、2005年名古屋場所の栃東(優勝次点)に並ぶ最多だ。

 大関復帰をクリアしても先を見続ける。「力を出し切る。それを14日間してきて、おかげさまでそういう(優勝)争いに入れている」。生活習慣を徹底し、取組後は体のケアで「他のことをする時間はない」。夜は8時間、昼は2時間半の睡眠を確保。睡眠の質を保つため、外気温にかかわらず室温は常に23度に保つ。積み重ねの先に結果が待つと、誰よりも知っている。

 高安と並んで迎えた昨年九州の千秋楽も、先に勝って高安が敗れ優勝が決まった。「明日に向けて準備して、生活リズムを一緒にすれば問題ない。それでダメでも後悔はない」。勝負師の力は、ここぞの場面で発揮される。(大谷 翔太)

最終更新:9/23(月) 20:45
スポーツ報知

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