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【畠山健介の目】28日対戦アイルランドはタックルで倒せ!

9/22(日) 7:31配信

スポーツ報知

◆ラグビーW杯 ▽1次リーグA組 日本―アイルランド(28日・静岡エコパスタジアム)

 ロシア戦のスタッツを見ると、ほぼ五分の内容だったといえる。日本は4トライを取った分だけキャリーが大きく上回っており、少ないチャンスの中で松島やラブスカフニらでトライを取り切った。最後の10分間の陣地支配率が16%と著しく低下した理由は、距離を稼げるキックを多用しなくなったためだが、ロシア戦ではキックを使わない時間帯の方がテンポが出ていた。第2戦以降は時間帯や状況を見ながらキックを使うところ、使わないところの見極めも必要になってくる。

 次に対戦するアイルランドはロシアよりも攻守、セットプレーなど全ての面で能力が上がる。スクラムやラインアウトは極めて精度が高く安定している。日本はロシア戦でスクラムを100%キープ。ラインアウトは1本失っているだけで、アイルランド戦ではこの数値をキープしたい。

 攻守に隙がなく、世界最高クラスのフィジカルを誇るFWは勢いをつけられるとやっかいだ。早めに倒す、ボールにからむなど、前に出て相手の出足を止めることが大事になってくる。ロシア戦で86%だったタックル成功率も上げるなどプレッシャーをかけて、前に出る意識を高めてほしい。開幕戦の重圧でミスもあったが、何よりもボーナス点(勝ち点1)を追加して勝ち、次戦に向けた反省点が出てきたことがいい。失うものはない、というマインドで挑むはずだ。

 21日にはオーストラリアがフィジーを39―21で下し、フランスは23―21でアルゼンチンに競り勝った。どの試合を見ていても感じるのは「W杯は削り合い」だということ。相手が世界1位でも勝機は必ずある。22日には日本と同じA組のアイルランドとスコットランドが対戦する。日本代表のスタッフ陣はじっくり両チームを見て、活路を見いだしてほしい。(2011、15年W杯日本代表プロップ)

最終更新:9/23(月) 20:32
スポーツ報知

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