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神楽神社の社史完成 田辺市神子浜

9/21(土) 16:20配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市神子浜2丁目にある神楽神社の社史「私達の氏神様 神楽神社社史」(A4判、228ページ)が完成した。「年々、氏神様に対する氏子の認識が薄れてきている」との危機感から元役員と元総代有志が3年がかりで取り組んだ。


 社伝によると、宝亀6(775)年に勧請とあり、江戸時代は社名を「大梵天王社」といい、神子浜村の産土神として古くから崇敬された。明治4(1871)年社名を神楽神社に改称した。氏子は、神子浜、文里、東山、上浜田の4町内会。

 社史の発行人は、神楽神社元顧問の奥山喜平次さん(94)=神子浜2丁目、長く総代を務めた濵口多市さん(85)=神子浜3丁目、元総代の殿水茂雄さん(68)=文里1丁目。

 3年前、当時総代だった殿水さんが奥山さんと濵口さんに相談して取り組みを始めた。資料収集や印刷、製本などを殿水さんと、知り合いの瀧畑光良さん(85)=下屋敷町=が担当。奥山さんは「まえがき」や、時代とともに祭典継続の苦労体験など社史作成に至る経緯を書いた。濵口さんは例大祭の部分などを執筆した。

 社史には由緒沿革、創建にまつわる伝説、御祭神、年中神事、元禄12(1699)年~平成29(2017)年の當屋(とうや)帳の写し、棟上げや改築の際の棟札の写しなど、貴重な記録も収録している。

 例大祭については、今日まで受け継がれてきたしきたりや、やり方を丁寧に紹介し、将来にわたって社史を見れば継承していけるようにした。

 このほか、建造物の説明には写真を添え、手水の使い方や玉串のあげ方も分かりやすく説明している。

紀伊民報

最終更新:9/21(土) 16:20
紀伊民報

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