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ドン・ファン遺産受け取り了承 田辺市議会総務企画委

9/21(土) 16:20配信

紀伊民報

 和歌山県の田辺市議会総務企画委員会は20日、昨年5月に急死した同市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた酒類販売会社の元社長野﨑幸助さん=当時(77)=の遺贈を市が受けることを了承した。野﨑さんは全財産を市に寄付すると遺言書を残していた。

 市が把握している財産は約13億円。今後野﨑さんの配偶者の遺留分について協議などがあり、市がどれだけ受け取れるかは決まっていない。

 同委員会は弁護士の委託料や裁判所への予納金など、遺贈を受ける準備費用6540万円を含む一般会計補正予算案を可決した。27日の本会議で委員長報告し、採決する。

 委員会の会合で、前田佳世議員(共産)は「遺言書を本人のものとして行動しようとしているが、筆跡鑑定などをして真偽を確認しないのか」と指摘した。

 桐本達也契約課長は「遺言書は裁判所の検認作業で必要な形式が整っていた。法的な手続きを踏んで、準備を進めている。真偽の結論は裁判でしか出せない。疑義が出た場合、訴訟を起こした側が偽物と証明しなければならない。市は本物という証拠をできる限り集めている」と答えた。

 安達克典議員(自民)は高額の弁護士費用(委託料・鑑定手数料3400万円)について説明を求めた。桐本契約課長は「行政法に詳しく、以前から付き合いのある弁護士事務所に依頼したい。費用相場は、得られる利益によって変動するのが一般的。今回、遺贈が高額なので委託料も高くなっている。他の弁護士であっても同様だ」と述べた。

紀伊民報

最終更新:9/21(土) 16:20
紀伊民報

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