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【越谷アルファーズ・青野和人ヘッドコーチ】NBA名将直伝の戦術に刺激を受けて挑むB2初陣

9/21(土) 8:10配信

バスケットボールスピリッツ

Bリーグは今週末、B2から先に開幕する(※B3は先週末より開幕済み。今週末は天皇杯に出場)。今シーズンより昇格を果たした越谷アルファーズは、昨シーズンの西地区1位の熊本ヴォルターズを相手に初陣を迎える。前身は大塚商会アルファーズであり、これまでも企業チームとしての取り組みなどをスピリッツでも取り上げてきた。

昨シーズンより名称とともに、プロクラブとして形態を変えた越谷アルファーズはB3で2位の成績を収める。クラブライセンスもクリアし、八王子ビートレインズとの入替戦に挑む権利を手にした。第1クォーターから30-16と大きく引き離した越谷が、86-64で八王子を圧倒し、B2昇格を果たす。

新たなチャレンジに向かう今オフ、デトロイト・ピストンズのドゥエイン・ケーシーコーチが来日してクリニックを実施。その通訳を担当していたのが、越谷の青野和人ヘッドコーチだった。間近で見たケーシーコーチの指導に対して、どんな刺激を受けたかを直撃した。

「自分もヘッドコーチとして恐いのは、やっぱりピック&ロールでスイッチするところです。ビッグマンがポイントガードに対して守るのは良いですが、スモールが4番や5番のダイブに対してマッチアップするシナリオを一番恐れています。ドゥエインコーチはそれを『クラックダウン』と言っていましたが、クラックダウンする選手が日本の場合は極端に小さくなってしまうケースがあり、その場合にトラップにするか、または練習でもあったサンドイッチして守る状況判断が必要です。越谷でも昨シーズンから同じような手法を取り入れています。内容はシンプルですが、日本人のサイズに合わせたアレンジも考えていかなければならないとあらためて感じました」

── 越谷と同じような練習やシステムは他にもありましたか?

「昨シーズンの越谷は『3アウト2イン』で、インサイドが起点となっていました。しかし、ドゥエインコーチも教えていた『5アウト』や『4アウト1イン』のように、インサイドにスペースを空けてドライブで崩して行くことも少しずつ取り組みはじめており、かなり学ぶことが多かったです。特にシンプルなカールですが、白鴎大学女子チームがすごいスピードでカールをしていて、これならばスイッチされることがスカウティングで分かっていても、巻き込まれるようなエネルギーで打開できると思いました。戦術だけではなく、躍動感を出すことで逆サイドが空いたりすることも学ぶことができました」

── ドゥエインコーチから直接学んだことで、ピストンズの試合を見るのが楽しくなると仰ってましたが?

「このクリニックに備えて、ドゥエインコーチの試合を見ながらたくさん勉強してきました。だからこそ、答え合わせのようですごく楽しかったです。ピストンズのプレーに納得させられましたし、こうやってスイッチに対応していたのかということもコーチ本人の言葉から聞いたことでさらに心にしっかり刻み込まれました。越谷でもピストンズと同じプレーを使ってみたいですし、非常に勉強になりました」

── B2への新たなチャレンジとなる今シーズンへ向けての意気込みを聞かせてください。

「我々は新参者であり、何も恐がるものはなく、守るものもないです。攻めて、攻めて、常に先手を取っていきたいです。それはドゥエインコーチが言っていったように、ディフェンスのフィロソフィーを取り除くという意味ではありません。ベースとなる強固なディフェンスの上に、もっとオフェンスでアドバンテージを取れるようにしたいですし、そのためにも先に仕掛けるチームを作っていきたいです」

B2初戦は熊本でのアウェー戦だが、来週9月28日(土)、29日(日)は越谷市総合体育館にて、昨シーズンのB2チャンピオンの信州ブレイブウォリアーズを迎え、ホーム開幕戦が待っている。

泉誠一

最終更新:9/21(土) 8:10
バスケットボールスピリッツ

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