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小中大赤黄青のモンキー三兄弟揃い踏み!! 時代の変遷で見えてくる小さい車両の大きな変化

9/21(土) 11:00配信

バイクのニュース

大人たちの心をガッチリ掴むモンキーとは?

 鎌倉でセブンシーズを主催する新嶋代表が初代モンキーを所有しているとの噂を耳にしたら、そわそわしちゃってね。材木座海岸までは自宅からビーチをいくつか巡れば行きつく距離である。愛車のモンキーを転がしていけば15分とかからない。最新のモンキー125を伴って、清々しい空の日に駆けつけたのである。

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 大中小のモンキーでプチツーリングをするのは僕のひとつの夢だったから、興奮した。揃えて並べるとすぐに、写真撮影タイムとなったのも道理。ボディカラーは赤黄青と都合良くバラけた。小中大で赤黄青。インスタ映えするから、誰もが衝動的にポケットのスマホに掛けたのである。撮らずにはおれない雰囲気がモンキーにはある。

 三兄弟が並ぶと、時代の変遷が図鑑のように伝わってくる。すごく小さいのから、ちょっと小さいのに成長し、なんとなく小さい125への進化なのだ。

 1967年にデビューした初代モンキーには、なんとウインカーがない。街中では、左にひろげたり肘を曲げたりしながら右左折する必要がある。その姿がまたキュートなのである。サスもない。クラッチレバーもない。鹿の角のように生えたハンドルバーは、根元をクリクリっとすることによって取りはずせる。シートも折り畳める。横に倒してもガソリンが漏れないように、燃料キャップは細工がしてある。ツーリングするのではなく、ドライブした先でトコトコ転がすのが狙い。

 1984年製モンキーになって、クラッチレバーが装備された。1969年製からは、ウインカーも備わった。もう、手シグナルする必要はなくなった。左手の親指で、プラスチックの小さなレバーを左右にスライドさせれば、テケテケと舌先を鳴らすような音がリズミカルに響く。サスペンションも組み込まれている。

 さすがに最新式のモンキー125になると、ディスクブレーキの円盤がホイールにキラキラし、あろうことか「ABS」の文字が光る。メーターはデジタル。まさかモンキーがABSを装備する時代になるとは夢にも思わなかった。時代の変遷の前ではモンキーも無防備なのだ。

 実は正直にいうと、モンキーは小さいからモンキーなのであって、肥大化したモンキーなど魅力がないのだと決めつけていた。だが考えが変わった。小中大のベクトルの先に、たっぷりと重量感のある750ccのモンキーを見てみたくなったのだ。

 小中大と巨大なモンキー。赤黄青と、紫色のモンキー。頭の中でインスタ映える。ワクワクの画が浮かんで消えようとしない。

木下隆之

最終更新:9/21(土) 14:10
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