ここから本文です

40代はどんな暮らし? 家計調査からみる40代の家計事情

9/21(土) 11:10配信

ファイナンシャルフィールド

晩婚化が続く現代において40代は子どもの大学への入学が始まり教育費用の負担が大きくなるほか、親の介護が現実味を帯びてきたり、住宅ローンの返済期間の上限に抵触し返済期間が短くなったり、自身の老後についても対策を始める必要が出てくるなど多くの変化が生じる世代です。

40代はライフステージの変化に伴う問題と将来に発生する問題に備える大切な時期です。今回は総務省が発表する家計調査などから40代のライフスタイルについて解説を行っていきたいと思います。

40代の暮らしとは?

まず、40代と40歳未満の世代で大きく異なる点として世帯収入の額の大幅な増加があります。

総務省の家計調査より、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の世帯収入をみると、40歳未満の場合は月52万1119円ですが、40代になると60万1135円となります。世帯収入の増加率は+15.35%にも達し、全世代を通じて最大の増加率を示します。

世帯収入の増加によって生活レベルが大きく改善しているようにもみえますが、黒字額は40歳未満とほぼ同額です。これは世帯収入の増加分と同じくらい支出が増加してしまっているためです。

では、40代ではどのような支出が増加してくるのでしょうか?

40代においては第1子が大学生に達する世帯が発生し始めるため、教育費の増加が始まります。この他に、大きく増加する支出として非消費支出の増加があります。非消費支出とは社会保険料や各種税金などが該当します。

世帯収入に対する非消費支出の割合は近年増加傾向にあり、2005年は平均で15.9%でしたが、2018年は18.5%にも達しています。

40代においては、こうした非消費支出の増加背景以外にも大きく支出が増加する2つの要因があります。ひとつは40歳以降は介護保険料の徴収が始まること、もうひとつはマイホームの購入です。

40代においては持ち家率が大きく上昇しており、40歳未満が59.3%だったのに対し、40代は77.2%にも増加しています。これは固定資産税による税負担が新たに加わっているためです。この結果、40代の非消費支出の割合は平均を上回る19.1%に達することになります。

40代の暮らしは、世帯収入が大きく増加するものの、教育費の増加や介護保険料やマイホーム購入の税負担の増加によって収入の増加分をほぼ打ち消されてしまっています。

こうした家計状況で他の支出まで増加させてしまうと老後資金の準備に大きな影響を及ぼしてしまいかねません。収入増加に浮かれず、他の世代よりもシビアに家計管理を行っていくことをおすすめします。

1/2ページ

最終更新:9/21(土) 11:10
ファイナンシャルフィールド

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事