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幻の激辛トウガラシが復活 うどんやお菓子に商品化 岐阜・本巣市

9/21(土) 9:04配信

中京テレビNEWS

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 “幻”とされる「徳山唐辛子」が復活の兆しです。

 もともとの産地の村はダムの底に消えましたが、その種を村人から受け継いだ人が畑で育てていました。地元ではこれを特産品として売り出そうと、ある取り組みが行われていました。

 岐阜県北方町にある「岐阜県立岐阜農林高等学校」。

 調理室の中で高校生たちが作っていたのは、鮮やかな赤っぽい色をしたこんにゃく?ではなく、うどんです。

「いただきます」(生徒)

 不思議な色をした麺。そのお味は?

「おいしい」
「すごく辛くて、おいしいです」
「めっちゃ、のどがヒリヒリします」(生徒)

 このうどん辛いんです。その理由は、何なのか?

 実は麺に練り込んでいたのは、トウガラシ。しかも、普通のトウガラシとはちょっと違うといいます。

「普通のトウガラシよりも結構辛味が強いトウガラシです」
「“幻”と付くだけあって、すごく貴重なものだと思いますけど」(生徒)

 幻のトウガラシ?一体どういうことなんでしょうか?

 岐阜県本巣市の中心部から車で1時間の山奥にある岐阜県本巣市根尾能郷。

 小さな畑で羽田新作さん(83)が作っているのは…

「徳山唐辛子です。11月までぐらいは出荷しています」(羽田新作さん)

 収穫真っ最中の、その名も「徳山唐辛子」。辛味成分が通常のものより1.6倍多いという激辛のトウガラシです。実は30年以上前になくなったとされていたものなんです。

「徳山ダムで沈んだというので、全然徳山の人が作ってないから」(羽田新作さん)

 岐阜県揖斐川町にある「徳山ダム」。2008年に水害対策などを目的に完成しましたが、そこにあった徳山村は1987年に廃村。住民は離れ、村は水没しました。

 集落とともに幻になったとされてきたのが「徳山唐辛子」。ではなぜ今、ここにあるのでしょうか?

「私が何十年前に徳山村からもらってきて、家内と一緒にこの畑で育てていた」(羽田新作さん)

 若い時に徳山村で仕事をしていた羽田さん。漬け物に入っていた徳山唐辛子の味が気に入り、知人から種を譲り受け、自宅で栽培していました。

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最終更新:9/21(土) 9:04
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