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「何かしら不安は…」サートゥルの死角探るも栗東担当は断言【神戸新聞杯座談会】

9/21(土) 13:18配信

優馬

競馬専門紙「優馬」TM(トラックマン)座談会

デスク「過去10年で前走ダービー組が8勝と圧倒的優位を誇っているレース。今年はダービー馬が既に引退し、2着馬も秋は中距離路線を歩むとのことだが、となると菊花賞でも主役となりそうなのが、それに続いた馬たちだろう。まして、前哨戦で強力ライバル不在のここは、その3・4着馬で人気も被りそうだな」

須藤「本紙担当として、◎はサートゥルナーリアで譲れませんね。デビューからの連勝が止まったダービーは、皐月賞で初めてキツい競馬をした反動があったのかもしれません。そういう意味でも、間隔をあけて使った方がいいタイプだと思いますし、久々を割り引く必要はないでしょう。スタミナ勝負の2400mなら多少の不安もありますが、この頭数でスローからの上がり勝負が濃厚なら、距離も問題ないはずです」

中邑「ダービーでは敗れたとはいえ、レース前にテンションが上がってスタートで後手、4コーナーでも大外を回るロスがありましたからね。それでも人気を分けるヴェロックスとはコンマ1秒差でしたし、あの結果で能力を下と見ることはできないでしょう。まともな状態なら距離も難なくこなせるはずですね」

田崎「ダービーでも大外から一瞬は凄い脚を使ってましたからね。立ち回りの巧かった上位2頭とも能力差があったわけではないですし、当時のようにテンションが上がりさえしなければ、強いサートゥルナーリアを見ることができますよ」

広田「僕もサートゥルナーリアのダービーは、イレ込みが最大の敗因だったと思いますが、やはりジンクス通り乗り替わりでのダービー制覇は難しかったとも言えますね。その課題は、ひと夏越して精神的にも大人になったようですし、鞍上もルメールに戻れば死角は見当たらないでしょう」

デスク「いつもなら、このあたりでチャチャを入れてくれる田崎も今回は◎だからなぁ…。如何せん久々になるわけだから、何かしら不安はあると思うんだけど…」

那谷「残念ながら、それはないな。2週前と先週はしっかりと負荷をかける追い切りだったけど、誰が見ても惚れ惚れする動き。ダイナミックな走り、追ってからのシャープな反応、可動域の広さ、どれを取ってもケチのつけようがなく、仕上りの良さでも文句なしだから、何の迷いもなく◎だよ」

市場「春の時点でも素晴らしい馬体でしたが、そこからの成長も十分に感じられますからね。ダービーではよもやの敗戦を喫しましたが、世代ナンバーワンの能力に疑いの余地はありませんよ」

デスク「その“よもや”が再び、というケースも無きにしも非ずだが、あとは目黒に陣営のジャッジを話してもらおうか」

目黒「ダービーについては“皐月賞で力を出し切った感があって、その後に放牧を挟んで回復に努めましたが、ダメージが残っていたのかもしれないですね。それに今までにないくらいにテンションが上がってしまい、ゲートも出負けしてしまいましたから”と、辻野助手は皆さんと同じように敗因を分析してました。今回に向けては“普段の雰囲気もいいですし、ひと夏越して心身ともに成長した感じがありますね。前走だけで2400mがどうなのか判断はつきにくいので、今後に向けてもどういうレースができるか楽しみです。今回は万全を期して、ゲートまで担当者に付いて行ってもらう予定です。落ち着いてレースに臨んで、普通に力さえ出してくれれば”と。まぁ、デスクが喜びそうな話はひとつもありませんよ」

デスク「ただ、たとえサートゥルナーリアが本来の走りを見せたとしても、それを負かして不思議はないのがヴェロックスだよな」

加茂「こちらも夏を無事に過ごせたようで“いいリフレッシュができた上に、背丈が伸びて馬体も成長していますし、とにかく順調に調整できました。さすがに目イチとまでは言いませんが、勝負できるレベルには仕上げたつもりです”と、と猿橋助手もキッパリ言うてましたわ。一戦毎に操縦性が良くなって、距離やペースも問わない強みがあるし、同じ2400mなら、ダービーの結果を重視すべきやろ」

デスク「ほとんど死語に近いかもしれんが“銀行レース”とか、もっと旧い世代の人たちに言わせれば“明日まで走っても2頭で堅い”ということなのかな」

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最終更新:9/21(土) 13:18
優馬

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