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「自殺ゲーム」デマで非難殺到 MOMO騒動に翻弄された「生みの親」が展覧会

9/21(土) 10:58配信

BuzzFeed Japan

世界を震撼させた怪物が帰ってきた。

昨年から国内外のSNSを騒がせた「MOMO自殺チャレンジ」。MOMOというキャラクターがYouTubeやチャットアプリなどを通じて子どもたちに危険な命令を下し、自傷に追い込むという触れ込みだった。

が、実際にはそうしたゲームは存在せず、噂はでっち上げだと判明。しかも、MOMOのビジュアルは日本人の相蘇敬介さん(44)による「姑獲鳥(うぶめ)」という造形作品の画像を勝手に流用したものだったのだ。

姑獲鳥は廃棄されたはずだったが、数ヶ月前に相蘇さん宅の裏庭で頭部の型が見つかった。相蘇さんは姑獲鳥=MOMOをよみがえらせ、9月から東京・銀座のヴァニラ画廊で展示している。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

世界中から罵詈雑言

相蘇さんは映画やテレビドラマなどの特殊造型を手がける「LINK FACTORY」の代表。姑獲鳥はもともと、2016年8月にやはりヴァニラ画廊であったグループ展に出品したものだ。

「パンチのある怖いものをつくろう」と、お産で亡くなった女の妖怪である姑獲鳥をモチーフに選んだという。

ギョロリと見開いた目。頬まで裂けた口。巨大な頭部から鳥の足を生やしたグロテスクな風貌は、見る者の恐怖を掻き立ててやまない。

しかし、そんなおどろおどろしい姿が、MOMOのデマに悪用されてしまった。

「死ね!」「そんなものをつくって恥ずかしくないのか」

相蘇さんのもとには、MOMOの存在を信じ込んだ人たちから誹謗中傷のメールが殺到。多い時には1日30通ほど英語やスペイン語など各国語で罵詈雑言が送りつけられ、イタズラ電話までかかってきた。

ハリウッド映画化の動きも

狂想曲は終わらない。MOMOチャレンジがデマだとわかると、今度は世界中のメディアから取材依頼が次々に舞い込んだ。

MOMOが爆発的に拡散されるに連れ、「自殺ゲームの悪役」という文脈から切り離し、愛らしい絵柄のイラストをSNSに投稿する人たちも現れた。

アジア、南米、ヨーロッパ、アメリカ……。MOMOは「キモかわいい」ゆるキャラとして、インターネット・ミームへと進化していったのだ。

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最終更新:9/21(土) 19:49
BuzzFeed Japan

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