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海外5000万人の武道家を日本に呼び込め!「武道ツーリズム」が狙うインバウンド市場

9/21(土) 8:30配信

MONEY PLUS

フランスの剣道家グループを率いたモニターツアーが、先月26日から5日間、パリから宮崎県を訪れました。宮崎県観光協会が初めて実施した武道ツーリズムの一団です。

【写真】フランスの剣道家が訪れた「剣法発祥の地」

武道ツーリズムとは、日本の武道を実際に現地で見たり体験したりすることを目的として、インバウンド(訪日外国人)を呼び込もうというもの。今回の宮崎県のツアーでは、剣道フランス代表のコーチなど5人が参加して、県内の道場で地元の剣道家との稽古や剣法発祥の地である鵜戸神宮、武道具工場などを巡り、地元の人との交流を楽しみました。

2018年度からスポーツ庁も力を入れ始めた武道ツーリズムは、今後、各地域のさらなるインバウンド需要を高めるポテンシャルを持っています。

フランスの剣道家が日本の道場で稽古

「室町時代の兵法家・愛洲久忠は、日向国(現在の宮崎県)鵜戸の岩屋にこもり、陰流を開いたと言われています。宮崎県に剣法発祥の地があるということを知ってからは、海外の剣道家を宮崎県へ呼び込むための、良いきっかけになると思いました」

こう話すのは、今回のモニターツアーでフランスの剣道家を引率した多田竜三さんです。多田さんは剣道の防具屋の家に生まれ、現在は国内とヨーロッパおよび東南アジア諸国での防具販売や修理の仕事をしています。多田さん自身も剣道7段の腕前。モニターツアーは宮崎県観光協会が企画したものを、地元旅行会社が手配して、語学と剣道ができる多田さんが、以前からつながりがあったフランス剣道界との交流をサポートしました。

武道ツーリズムには大きく分けて2つのアプローチがあります。1つは武道を「見る」というもの。もう1つは武道を「する」というものです。

「見る」というのは、武道の本場である日本で、稽古や試合の様子を見て、その雰囲気を楽しむことを観光資源にしようというものです。「する」というのは、日本の道場で実際に稽古をするなどして、日本での武道の様子を体験してもらおうというもの。今回の宮崎県のケースは後者に当たります。

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最終更新:9/21(土) 8:30
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