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ラグビー選手に「日本ではタトゥー隠して」世界で論争に ワールドカップ

9/21(土) 18:20配信

ハフポスト日本版

9月20日に開幕したラグビーワールドカップ日本大会(9月20日~11月2日)で、選手のタトゥー(入れ墨)をめぐる話題が世界で論争を巻き起こしている。大会を統括するワールドラグビーが、日本の公共のプールなどでタトゥーを隠すように選手たちに推奨しているからだ。

アジア初のラグビーワールドカップ開催となる今大会。それに伴う文化の衝突の典型的な例として、CNNやBBCなど各国のメディアが取り上げている。

サモアチームは「スキンスーツ着用」

多くの選手が伝統的な慣習としてタトゥーを入れているサモアチーム。

大会を統括する団体「ワールドラグビー」は9月17日、チームが、「文化の衝突を避けるために」タトゥーを隠すスキンスーツを着用すると発表した。日本の文化について学んだことを受けての決定だとしている。

チームのマネージャーは、「タトゥーの語源はサモアの言葉”タタウ”だ」と紹介。タトゥーはサモアの伝統文化であり、一定の年齢になると若い男子のほとんどがタトゥーを入れると話している。

しかしチームは隠すことを選択した。

キャプテンのジャック・ラムは「私達の文化でタトゥーは非常に一般的。しかし、私達は日本のやり方に敬意を払いたい」と、その意図を語っている。

また、ニュージーランド代表も同様に受け入れた。スター選手のアーロン・スミスも、記者会見でタトゥーを隠すことについて問われ「私達は日本に滞在するからには、彼らのやり方、文化を受け入れる」として、「問題はない」と語っている。

ワールドラグビーは数年前から「タトゥー隠し」を奨励

ワールドラグビーは数年前から、各チームに対して、公共のプールやジムを使用する際にはタトゥーを隠すように奨励していた。

2018年のニュージーランドのメディアによると、トーナメントディレククターのアラン・ギルピンは、奨励に対して異議を申し立てたチームはなかったとしている。

「強制したわけではないが、彼らは隠すと思います。皆、日本の文化を尊重していると見られたいからです」とその理由を語っている。

チームだけでなく、観戦に訪れる観光客に対しても、同様に「タトゥー隠し」についての注意が呼びかけられている。

ワールドラグビーのサイトで紹介されている日本文化の項目では、タトゥーについて以下のように紹介されていた。

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日本では、タトゥーは偏見を呼び起こします。理由は、伝統的にタトゥーが犯罪集団の「ヤクザ」に関連付けられているからです。これは、タトゥーのある観光客がジムや温泉に入れないといった問題を引き起こすでしょう。 しかし、隠したり長袖のTシャツを着たりすれば防げる問題です。旅行の計画には影響しないでしょう。多くのラグビー選手やファンがタトゥーをしていることは知られており、大会ホストとなる都市や周辺の多くの温泉では、大会期間中にルールの緩和をしています。もし心配であれば、事前に問い合わせると良いでしょう。
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また、この案内では、タトゥーだけでなく、日本が時間に厳しいこと、整列が「プロ並み」であること、公共交通機関で飲食をすることなども、マナー違反にあたる可能性があるとして警告している。

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最終更新:9/21(土) 18:48
ハフポスト日本版

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