ここから本文です

賢治と秩父にスポット 埼玉の香本さん絵画展【花巻】

9/21(土) 10:13配信

岩手日日新聞社

 埼玉県秩父市在住の画家・香本博さん(64)の絵画展「賢治の見た秩父の空」は、花巻市花城町「茶寮かだん」と、同市東和町の市立東和図書館内「けやきラウンジ」で開かれている。若き日の宮沢賢治が目にしたであろう風景をベースに、賢治作品を踏まえた香本さんの着想から生み出された絵画を出品。「秩父の空」に焦点を定めた視点がユニークで、市民らの関心を集めている。29日まで。

 2会場合わせ、水彩画など約50点を展示。中でも「茶寮かだん」会場では、今展のために店内に特設スペースが新設され、童話「セロ弾きのゴーシュ」や「銀河鉄道の夜」を思い起こさせる絵画約30点と香本さんの他作品ファイル、絵はがきなどが多彩に並んでいる。

 このうち、作品「賢治の見た秩父の天地」は、縦52センチ、横83センチの水彩画。青を基調とした水彩ならではのにじみが印象的な一枚で、動物や鉄道、架空の生き物など「香本さんが想像する賢治の見た秩父」がイメージ豊かに描かれている。

 賢治は盛岡高等農林学校時代に秩父巡検に訪れており、埼玉県内には歌碑も建立されている。

 香本さんは「今なら賢治さんが(秩父の空を)どう見るか、に興味があり、彼が残した『風とゆききし、雲からエネルギーをとれ』という文章を今展のテーマとした。鋭い感性を持っていた賢治さんが、秩父をどう感じたかを表現したかった」と展示の狙いを説明する。

 展示は午前10時(けやきラウンジは10時30分開店)から午後6時。

 問い合わせは茶寮かだん=080(2823)1048=、けやきラウンジ=0198(42)3205=まで。

最終更新:9/21(土) 10:13
岩手日日新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事