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クルマとは動くアート デザイナーに訊く アイデアは映画やゲームから 前編

9/21(土) 20:50配信

AUTOCAR JAPAN

複雑怪奇 驚愕のマシン

ストレッチ版のロールス・ロイス・ファントムを軽く凌ぐ26フィート(7.9m)もの全長と、3tもの重量を持つこのクルマの動力源は、5.0L V8フォード・コヨーテエンジンであり、25本ものインテークパイプと31本ものエグゾーストパイプの上には、時計の脱進機に着想を得た巨大なトゥールビヨンと、回転するカゴのなかに収まる可動ギアが鎮座している。

【写真】クルマとは動くアート 前編 (5枚)

さらに、ステンレスチューブ製のフレームと、合金製サスペンションパーツに覆われたこのクルマの複雑な造形からでは分かり辛いが、目視できるその外観のほとんどはきちんと機能するように作られており、まるで竜の鱗のように見える鋳鋼スチール製マッドガードが、巨大なふたつのフロントホイールを覆い、オープンの「キャビン」には運転席両側にふたつの助手席が、さらにその後ろにもふたつのシートが備わっている。

バリリアン・スチールと呼ばれるこのクルマを創り出したのは、ミュージシャンで彫刻家、そしてデザイナーであり、独学でメカニカルエンジニアを学んだ56歳のヘンリー・チャンだが、彼が拠点としているのは他のどこでもない、世界のエンターテインメントの中心地ラスベガスだ。

憧れはマッドマックス

ある日の朝(米国時間だ)、彼にスカイプでインタビューする機会を得た。

「ワークショップにいます」と彼は言う。「熟睡することはありません。頭のなかをつねに新たなアイデアが駆け回っているからです」

チャンは携帯のカメラを切り替えて、彼の隠れ家とでも言うべき巨大なガレージのなかを案内してくれたが、バリリアン・スチールの隣には、同じくチューブラースチールから作り出された、さらに驚くべきルックスを持つ巨大なフラックス・キャパシターという名の車両が置かれている。

バリリアン・スチールは「ゲーム・オブ・スローン」から、フラックス・キャパシターは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にインスパイアされたという。

アイデアのもとについて、「映画マッドマックスを思い浮かべて頂きたいと思っています」と、チャンは言う。「わたしの作品を映画で使いたいという多くのオファーがありますが、映画に登場するなら素晴らしい映画に出演したいと考えています。マッドマックスならピッタリです」

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最終更新:9/21(土) 20:50
AUTOCAR JAPAN

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