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「孫の運動会あるのに…」台風うんざり、宮古島は今年4度目

9/21(土) 5:16配信

沖縄タイムス

 大型の台風17号の接近に伴い宮古島や本島各地で20日、農家や漁業者らが対策に追われた。3連休のイベントも中止・延期となるなど影響が出て、担当者はため息交じり。直撃含め今年4度目の台風接近となる宮古島市では「もううんざり」などの声が上がった。海と空の便は欠航が相次ぎ、那覇空港は空席待ちなどで混雑した。

【どうなる進路】3連休の日本列島を直撃か

 宮古島市では、60代男性が今月初旬の台風13号で扉が飛ばされたボイラー室の入り口にベニヤ板を打ち付ける作業に追われていた。相次ぐ台風の接近に「もううんざり。この付近は台風が来ると停電するので心配」と困惑の表情を浮かべた。

 与那原町のマンゴー農家、又吉忍さん(74)は収穫後の木を守るため骨組みだけにしたビニールハウス周りに飛来物よけのネットを二重に張った。「天気図で見ると今回の進路は本島から少しそれそう。何事もなければ一番いい」と話した。那覇市の泊漁港では漁業者が船をロープで固定していた。

 午後から欠航が相次いだ那覇空港では、空席待ちや航空券の払い戻しを求める人々で長蛇の列ができた。

 22日に孫の運動会があるという宮古島市の高江洲恵子さん(60)は「明日は飛ばないはずだから、今日中にどうしても戻りたい」と落ち着かない様子。

 大学仲間と旅行で訪れた京都府の男子学生(21)は「台風のリスクは覚悟していたけど急に発生するなんて、まさかという感じ」と戸惑う。乗る予定だった便が欠航し、スマートフォンの画面をのぞきながら別の便の予約を急いだ。

 21日に国頭村のやんばる学びの森と安波ダム湖周辺で予定された第13回安波ダム・クイナまつりは順延日が確保できず、初めて中止になった。毎年約千人が訪れ、この時期だけの「まぼろしの滝ツアー」も人気だった。

 村企画商工観光課の担当者は「楽しんでもらおうと準備していたので、とても残念」とがっくり。来年以降、東村との交互開催が決まっており「次に国頭でやるのは2年後か」と声を落とした。

最終更新:9/22(日) 13:10
沖縄タイムス

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