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中国代表団、米農場の視察取りやめ帰国前倒し-貿易協議に暗雲

9/21(土) 4:46配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国代表団が米中部の農場を視察する計画を一転して取りやめた。米中貿易戦争の解決に向けた進展を巡り投資家の間で悲観的見方が広がり、20日は米国の主要株価指数が軒並み下げた。

この視察中止の1時間ほど前に、トランプ大統領は貿易を巡り対立する中国と「部分合意は求めていない」と語っていた。米中両国は今週次官級の会合を行っており、10月10日前後に高官級協議の開催を目指している。

S&P500種株価指数は前半上昇していたものの、このニュースで下げに転じ一時0.7%安を付けた。ナスダック総合指数は一時1.2%下げた。

パーデュー米農務長官は19日、中国代表団が「友好」のしるしとして米農家を視察すると述べていた。

しかし20日になって、米モンタナ州の農家を代表するモンタナ農業会連合は、「アジェンダ調整」により中国代表団は計画より早く帰国することになったと中国大使館から通知を受けたと明らかにした。ネブラスカ州の農務当局も視察がキャンセルになったと発表した。

農業地域はトランプ氏の再選にとって政治的に大きな意味を持つとの認識から、両国間の協議で米農作物の重要度は増している。トランプ大統領この日、ホワイトハウスで開いたモリソン・オーストラリア首相との共同記者会見で、「求めているのは完全な合意だ」と語るとともに、こうした対立は2020年の再選に向けて打撃にはならないだろうとの見方を示した。

関連記事:トランプ米大統領、中国との「部分合意」望まないと言明

原題:China Cancels U.S. Farm Visits Touted as ‘Goodwill’ Trip (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Mario Parker

最終更新:9/21(土) 14:08
Bloomberg

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