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【ラグビーW杯】 日本が初戦ロシアに勝利 勝ち点5の好発進

9/21(土) 0:08配信

BBC News

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日、東京スタジアムで開幕した。1次リーグA組の日本(世界10位)は30-10でロシア(同20位)に勝利し、ボーナスポイントと合わせ勝ち点5を獲得する好発進をみせた。

WTB松島幸太朗が3トライを奪う活躍をし、勝利に大きく貢献した。

ただ、開始直後はロシアがリードした。日本は大勢の観客を前にした緊張からかプレーがぎこちなく、どちらがランキング上位か分からない出だしとなった。

■大会最初のトライはロシア

前半4分、ロシアのハイパントを日本のFBウィリアム・トゥポウがキャッチに失敗。こぼれたボールをロシアのWTBキリル・ゴロスニツキーが取り、そのままゴールに持ち込んで、今大会最初のトライを決めた。

日本は前半11分、CTBラファエレ・ティモシーがタックルを受けながらノールックで背後にパスを出し、最後は松島がゴール右サイドにトライ。

前半38分には、日本が左サイドから右サイドに大きく展開。CTB中村亮土が、タックルを受けて態勢を崩しながらのオフロードパスを松島につなぎ、松島は右サイドから中央まで走り込んで逆転のトライを決めた。

■目立ったキャッチミス

この後、SO田村優がコンバージョンキックに成功し、12-7で前半を折り返した。

ロシアはたびたび、日本を試すかのようにキックでボールを高く上げ、混戦からチャンスをうかがった。日本はボールのキャッチにてこずる場面が多く、この戦略は有効だった。同じA組のスコットランドやアイルランドが、日本戦で使うことも考えられる。

ロシアはディフェンスの堅実ぶりが目立った。しっかりと列をつくり、日本の突進を何度も止めた。

■体力とスピードで優位に

ハーフタイムが終わると、硬さがだいぶ取れ、もともと体力とスピードに勝る日本が優位に試合を進めた。

まず後半3分に、田村がペナルティキックを決めリードを広げた。

後半6分には、FLピーター・ラブスカフニがグラウンド中央付近で、ロシアのLOアンドレイ・オストリコフに挑みかかりボールを奪取。そのまま相手を振り切ってゴールまで快走し、中央付近に回り込んで日本3つ目のトライをもたらした。

ラブスカフニにとって、国際試合で初のトライだった。

その後、ロシアのSOユーリー・クシナリョフと田村が1つずつペナルティキックに成功。日本はボーナスポイントがかかった4つ目のトライを取りに行かず、リードを着実に広げるキックを選んだ。

ただ、日本にとって4つ目のトライは、その後すぐに訪れた。

■貴重な勝ち点5

後半28分、ロシアのFBワシリー・アルテミエフのキックが狙いから外れ、松島の手に。松島は抜群のスピードで相手ディフェンスを振り切り、自身この試合3つ目のトライを決めた。

これが日本にとっては4つ目のトライとなり、1試合に4つ以上のトライを奪った場合に与えられるボーナスポイント1点を獲得した。

試合はそのままノーサイドとなり、日本は勝利ポイント4点と合わせ、勝ち点5を挙げた。

A組にはアイルランドとスコットランドの強豪2チームがいる。そのため、日本が上位2チームに入って1次リーグを勝ち抜くには、ボーナスポイントをどれだけ取れるかが大きな意味をもつ。

日本のマイケル・リーチ主将は試合後、「勝ててうれしい。予想通りの試合となった」、「キックオフでミスをして先制点を許したが、その後チームはいい方向に修正できた。来週のアイルランド戦に向けて調子を上げるが、タフな試合になるだろう」と話した。

日本は28日にアイルランドと対戦する。

この試合の最優秀選手:松島

102メートルを走り、相手ディフェンス7人を振り切った松島が最優秀選手にふさわしい。彼のハットトリック(1試合で3トライ)が日本の勝利に大きく貢献した。

(英語記事 Japan open World Cup by beating Russia)

(c) BBC News

最終更新:9/21(土) 13:52
BBC News

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