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漢字の「一」「二」「三」の次がいきなり「四」になるのはなぜなのか?【漫画版】

9/22(日) 12:00配信

ねとらぼ

 一、二、三、…………四。なんでだよ。

 「四」という字の形、冷静に見返してみると不思議です。横棒1本で一。2本で二、3本で三。ここまではいいのに、なぜかいきなりの「四」。

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 ということで、今回は漢数字「四」の謎について調べてみました。

そもそも「一二三」が分かりやすいのだ

 まずは一、二、三についての成り立ちを漢和辞典で調べてみましょう。すると、「横線の数で数字を表した漢字である」ということが分かります。そりゃあそうだ。

 このように、概念を図形的に説明した漢字の作り方を「指事」といいます。

 例えば、「↑」を表す漢字は、まず基準線となる横棒を書き、「それより高い」ことを示すために、線の上に書き足して「上」。「↓」は逆の手順で「下」。

 このような指事の考え方のもと、「数字の1という概念」は「横線1本」で表せる、ということで漢字の「一」が生まれました(最初に漢字を作った人がそこまで細かく考えたのかは分かりませんが)。

 「一、二、三」は指事文字だから分かりやすい、といえるでしょう。後述しますが、「四」は指事ではないのです。

 なぜ「4」は指事文字で表さなかったか。結論から言いますと、4を表す指事文字、あります。

なぜ「四」は横線4本にならなかったか

 「亖」という漢字があり、その意味は「4」。「四の古字(=その昔使われていた文字)」として漢和辞典にしっかり載っています(「シ」と読みます)。

 横棒4本で意味は4。これほど明快なことはありません。

 しかし、この「亖」は現在では使われません。なぜでしょうか。

なぜ「亖」は「四」に負けたのか

 筆者の知る限り理由は記録にないので、推測するしかありません。

 おそらくは――「線4本って、読みづらいし、なんか気持ち悪かったから」ではないでしょうか。ローマ数字を見てみましょう。I、II、III、……IV。そう、漢字だけではないのです。

 漢字とローマ数字が共に4以降で表記法を変えていることは特記に値するでしょう。「線4本は何か嫌だな」という万国共通の心理があるようにも思えます。

 (「4」は「IIII」で表さないの? という新たな疑問にお答えしますと、時計の文字盤には「IIII」がよく使われます。線4本表記がわずかに生き残っているところも似ていますね)

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最終更新:9/22(日) 12:00
ねとらぼ

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