ここから本文です

【巨人】1、2軍連動で若手躍動、坂本菅野の悲願ついに実る…担当記者が見た

9/22(日) 9:02配信

スポーツ報知

◆DeNA2―3巨人=延長10回=(21日・横浜)

 今年は例年以上に多くの若手が躍動した。4月に吉川尚が腰痛で離脱した二塁では山本、若林、田中俊が競争しながら奮闘。桜井、増田大、重信、石川らもチームを活性化させた。その背景には1、2軍の一体化があると言えるだろう。

 高田誠2軍監督の言葉が印象的だ。「今年はファームの選手に『勝つ』とか『優勝』とか一度も言ったことがない。2軍の勝利より、1軍で戦うためにやってきた」。昨年まで4連覇の2軍は現在4位。それでも良しとし、常に1軍の野球を意識するよう求めた。

 2番に坂本勇を据えた原監督と連動し、2軍も山下航など本来クリーンアップの選手を2番に積極起用した。送りバントは原監督と同様に勝負所だけで、2軍のチーム犠打は44。昨年の141から激減した。「原監督なら打たせるかな、と考えてあえて打たせることもあった」と高田2軍監督。もちろん、練習では全選手にバント練習を徹底させた。

 1軍首脳陣から2軍首脳陣への連絡にも変化があった。「あの選手の調子はどう?」ではなく「あの選手のあの打席のあの球はこうだったね…」と。2軍の試合を詳しく見ていないと言えない話が1軍側から頻繁に出るようになり、意見交換が活発になったという。

 理由は原監督や1軍コーチ陣の熱心な研究にある。1、2軍の今季全試合の映像を見られるタブレット端末を駆使。日々の2軍戦を細かくチェックしていた。1、2軍の密な連係で入れ替えや投手の配置転換はスムーズに。昇格した選手はすぐ原野球に溶け込めた。

 若手台頭が課題とされた近年。投打の軸の坂本勇と菅野は何度もチームのことを議論した。坂本勇は「仲良しこよしでやってる場合じゃない」、菅野は「僕が何か言って菅野さんうるせえな、と思うならそこでバイバイ」と心を鬼にし、後輩に厳しいことも言ってきた。全てが優勝のため。2人の悲願はついに実った。

 昨年までは1、2軍は別のチーム、という空気もどこかにあった。今年は原監督が先入観を排除。ファームも含め全員を戦力として見た。若手は意気に感じたに違いない。現在の支配下登録68人中、この日の戸郷を含め60人が1軍を経験。まさに全員一丸で栄冠をつかんだ。(巨人担当サブキャップ・片岡 優帆)

最終更新:9/23(月) 22:08
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合10/18(金) 9:15

あなたにおすすめの記事