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【巨人】坂本勇、主将5年目初の頂点「楽しくやろうよ」…独占手記

9/22(日) 6:06配信

スポーツ報知

◆DeNA2―3巨人=延長10回=(21日・横浜)

 巨人・坂本勇人内野手(30)が21日、スポーツ報知に独占手記を寄せた。主将就任5年目にして初のリーグ優勝を達成。内にためていた悔しい思いを激白した。一つ勝つことの難しさ、チームリーダーとしての喜怒哀楽や、ナインへ訴えた熱い言葉なども惜しみなく披露した。

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 キャプテンになってから初めてのリーグ優勝。今まで以上にうれしさは格別で、自分が思った以上にうれしかったです。4年間、キャプテンになってから優勝できていなかったことは、プロ野球人生の中でも一番苦しみました。

 正直、今年もシーズン中に何度もこのままなら優勝できないかなと考える時もありました。7月(16日)に10・5ゲーム差をつけて、普通に戦えば優勝できるという中で、後半戦に入って4連敗が2度続いて、優勝を争っていた広島、DeNAとの2カードでも5連敗…。大事な試合で負けてしまうというチームの力のなさを感じることもありました。

 負けが続いた時に選手を集めて何か言ったら勝てるのかといったら、そんな甘い世界じゃない。でも、どうしても負けが続いている時は暗い感じになります。だから4カード連続で負け越した(8月1日の)広島戦の後、みんなにロッカーに集まってもらって「負けてもまだ首位にいる。負けたことを引きずらないで楽しくやろうよ!」って声をかけました。たいしたことは言えないけど、次の試合になったらみんなが昨日の失敗を成功に変えられるようにと思ってほしいのでね。

 正直、ズルズル負けていた時は「今年もダメかな…」と思ってしまうこともありました。けど、その後にポンポンと5連勝(8月7~12日)できた。そういうのが今のチームの強さなんでしょうね。チームの力があるから乗り越えられた。リーグ優勝は一番の目標であって、一番難しい。その中で優勝できたのは僕も含めてみんなにとって自信にもいい経験になります。

 この4年間、(17年に)13連敗もありましたし、勝てない時期はやっぱりしんどさはありました。今まではたくさん先輩がいて、自分がガムシャラに頑張っていた中で何回も優勝を経験させてもらいましたが、今はそういう立場じゃない。勝てない時、勝つためにどうしたらいいのかと常に考えていました。

 正直、今でもキャプテンタイプじゃない、向いてないなと思っています。14年のハワイ優勝旅行のウェルカムパーティーで原監督からみんなの前でキャプテンに指名された時、真っ先に思ったことは「自分にできるのかな…」でした。中学、高校でもキャプテンはやっていないし、人前でしゃべるのは苦手ですし…。

 理想のリーダー像もいまだに分からないんです。でも、指名された時からずっと責任を全力で全うしないといけないと思ってやっています。しんどいことはあっても、逃げ出したいとか逃げ道を作りたいとも思わない。この中でいかにしていいマインドで試合に入れるかが大事ですから。

 人間なので試合で感情が出てしまうし、打てない時に「ああ、くそっ」となりますが、その後の切り替えだったりは若い選手は絶対に見ている。調子が悪い時はどういう感じなのかなとか。そこで僕が「アカンわ」と適当に練習をやるのか、いい時も悪い時も練習から自分のやるべき準備をちゃんとしているのかで全然違います。僕は試合中の喜怒哀楽はあっていいと思うけど、それ以外の準備の部分は変えないようにと意識しています。

 キャプテンになってからは若い選手に自立と自覚を持ってほしいと言ってきましたけど、だんだんと投手でも野手でも質問されることが増えました。(岡本)和真には去年から「この投手の時はどういう狙いでいきますか」と聞かれたりします。それは「もっと打ちたい」と思うようになったということ。僕も若い時から「うまくなりたい」と思って周りの人に聞いていたから。それが成長するための近道。若い選手が活躍したら僕たちもすごく刺激を受けますし、グラウンドに立ったら、結果を出すためにプレッシャーがかかるけど、そいうところをみんなでサポートできたらもっといいチームになると思います。

 だから今年の経験をもっともっとプラスに変えていかないといけないし、優勝を経験していない選手からしたら「優勝ってこんなにいいことなんだ」「自分が活躍して優勝したらもっと喜べるだろうな」と絶対に思う。これが日本一になってパレードとかをしたら、もっと、もっとよかったなと思うはず。パレードは最高なので! CS、日本シリーズを勝ち抜いて、みんなとまた喜び合いたいと思います。(巨人軍内野手)

 ◆坂本 勇人(さかもと・はやと)1988年12月14日、兵庫県生まれ。30歳。小学1年から野球を始め「昆陽里(こやのさと)タイガース」では投手。捕手だった田中将大(現ヤンキース)とバッテリーを組んだ。青森・光星学院高から06年高校生ドラフト1巡目で巨人入団。12年最多安打、16年に首位打者と最高出塁率。186センチ、83キロ。右投右打。

最終更新:9/22(日) 8:10
スポーツ報知

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