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話題性よりも日常性、「噂の!東京マガジン」が30年貫く“日曜昼の在り方”

9/22(日) 8:40配信

オリコン

 今年10月1日、TBS系『噂の!東京マガジン』が放送30年の節目を迎える。2014年の放送25周年時点での平均視聴率は10.2%、年間平均視聴率で1997年から現在まで、22年連続して同時間帯トップを獲得。こうして見ると、同番組が日曜昼を代表する「国民的番組」といっても過言ではない。同枠で放送48年を数える『新婚さんいらっしゃい!』、44年目の『パネルクイズ アタック25』(共にABC制作)などの長寿番組と競いながら、30年間視聴者に支持される魅力とは何か。同番組が提示する日曜昼のコンテンツの在り方とは?

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■トップ芸人や大御所を起用せず、平均年齢63歳の“大人”タレントで30年

 多くの人が一度は目にしたことがあるだろう長寿番組『噂の!東京マガジン』。1989年10月1日に始まった娯楽ワイドショー・情報番組だ。「テレビ版のマガジン」をコンセプトに「週刊!見出し大賞」といった雑誌由来のコーナーなどがあるが、特徴的なのは出演者。放映開始以来、総合司会を務める森本毅郎(79)をはじめ、井崎脩五郎(72)清水国明(68)ら、クラシックな面々が並び、現在、その平均年齢は60歳超。長寿番組ゆえに出演者も年齢を重ねたとみる向きもあるが、放送当初より、すでに中高年以上の出演者がメインだった。

「長寿番組にはいくつかの共通項がありますが、そのひとつに“トップ芸人や大御所の冠番組”があります」と話すのはメディア研究家の衣輪晋一氏。

 1976年に放送がスタートした『徹子の部屋』をはじめ、『所さんの目がテン!』(日本テレビ系)『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日テレ系)などがその代表格で、この傾向以外では『NHKのど自慢』(NHK総合)や『アタック25』のような素人参加型番組、『遠くへ行きたい』(読売テレビ制作)などの紀行番組もある。

 一方で『噂の!東京マガジン』は(失礼を承知でいうと)一見“地味”な大人中堅タレントだけで30年視聴者から支持を得た情報番組。“長寿”の情報番組という視点でいうと、これは他に例がないことで、例えば1985年スタートの『バラエティー生活笑百科』(NHK総合)でも全国的な若者層には“地味”な印象のある笑福亭仁鶴が相談室長として出演しているが、大阪での制作を考えると笑福亭仁鶴はやはり関西の超大御所であり、そもそも初代は西川きよしが担当していた。これらを総合して先述の衣輪氏は『噂の!東京マガジン』の好調について「タレント頼みではなく、コンテンツ(番組)そのものが支持されていることの証明」と分析する。

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最終更新:9/26(木) 11:25
オリコン

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