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日本酒で細く長く福島支援を 前橋・金剛寺ゆかりの大前田栄五郎にあやかり命名

9/22(日) 6:02配信

上毛新聞

 東日本大震災からの復興を支援するため、前橋市苗ケ島町の金剛寺(志田洋遠住職)は、寺にゆかりがある江戸時代末期の侠客(きょうかく)で、人の和を大切にしたとされる大前田栄五郎の名を冠した日本酒を商品化した。10月1日に発売し、売り上げの一部を福島県郡山市に寄付する。被災地への関心を持ち続けてもらおうと、酒造会社と協力し、構想から3年半かけて完成させた。

◎「福島を忘れないで」 日本酒で細く長くできる支援を

 志田住職は被災地を繰り返し訪れ、被災者の相談を受けたり、義援金を届けたりしてきた。2012年ごろ、訪問先の郡山市で会った女子中学生から伝えられた「福島を忘れないで」との言葉を今も大切にしている。歳月の経過とともに被災地への関心の低下を感じる中、できることはないかと考えてきた。

 栄五郎は現在の前橋市の出身。同寺の檀家(だんか)で、名前が記された過去帳が保存されている。やくざの縄張り争いの仲裁などで名高く、たびたび映画の題材になった。

 寺ゆかりの栄五郎の名を復興支援につなげようと、志田住職が日本酒づくりを発案。近藤酒造(みどり市大間々町)の協力で、「天下の和合人 大前田栄五郎」と記した黒のとっくりに、同社の清酒「赤城山」を入れた商品を作った。当面は月100本程度を製造し、前橋市宮城地区を中心に販売する。志田住職の申請で、栄五郎の名は商標登録が認められた。

 720ミリリットル入りで1800円(税込み)。志田住職が受け取る利益を全額、郡山市へ寄付する。志田住職は「福島を忘れないとの思いで、細く長くできる支援を続けたい。地元の地域おこしにもつながればいい」と話している。

 問い合わせは同寺(電話027-283-6918)へ。

最終更新:9/22(日) 6:02
上毛新聞

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