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アフリカ出身の京都精華大学ウスビ・サコ学長 「優秀な留学生が増えた」その手腕とは?

9/22(日) 12:28配信

MBSニュース

 2018年、京都精華大学の学長にウスビ・サコ教授が就任した。日本初のアフリカ出身の学長となる。京都精華大学は日本で初めて「マンガ学部」を開設した大学でもあるが、少子化で学生定員を割り込む事態が続いている。サコ学長の手腕に期待が高まる。

カルチャーショックの連続だった

―――2001年からこちらの大学ですよね。学生のイメージは変わりましたか?
 当時と比べると学生が大人しくなったと思います。以前の学生は服装や言動が衝撃的で、しばしばカルチャーショックを受けました。

―――学内には「自由自治」と刻まれた石碑がありますが?
 大学の理念に「自由自治」と「人間尊重」の2つを掲げています。1968年の開校当時から一貫して掲げる大学の理念です。大学として学生を大事にし、人間として扱う、学生は自らこの大学の発展に参画するということで「自由と自治」をしっかりと担保するという考え方です。

親も手を焼いた少年時代

―――出身のマリ共和国はどんな国ですか?
 マリは歴史的にも古い土地です。もともとガーナ帝国、マリ帝国、ソンガイ帝国とかに分かれていました。8~16世紀くらいまでは様々な帝国があった場所です。その時に出来上がったそれぞれの民族に違う職業が与えられ、分業社会ができていました。「サコ」と聞くと、大抵は商人の家系と考えて間違いありません。

―――どんな少年時代を過ごしたのですか?
 私の幼少期は、いろんないたずらばかりをしていて、落ち着きのない子どもというのが一番の印象です。実は子どもの頃、私は6年の間、自宅から離れた場所に預けられていました。私がやんちゃ過ぎたので、親はそのまま自宅で育てたらヤバい大人に育つと心配して、小学4年生の時から学校の先生の家に預けられました。

―――「うちの息子の根性たたき直してください」ということですか?
 預けられた場所は自宅から300kmくらい離れたところでした。当然、簡単には自宅に帰れません。田舎町で、そこには電気も水道もありませんでした。

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最終更新:9/22(日) 12:28
MBSニュース

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