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ソフトバンク工藤監督「死に物狂いで戦う」 本拠地最終戦ハムに完敗…西武M3

9/22(日) 7:33配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク1-8日本ハム(21日・ヤフオクドーム)

 絶対落とせなかったレギュラーシーズン本拠地最終戦で完敗し、リーグV奪還が大きく遠のいた。それでも試合後のセレモニーで工藤公康監督(56)は「われわれのシーズンはこれから」とファイティングポーズを崩さず「死に物狂いで一戦必勝の心を持って戦う」とファンに誓った。ナイトゲームで敗れた西武のマジックは一つ減って「3」。残り5試合。タカよ、意地を見せろ。

【写真】一礼してベンチを引き揚げる工藤監督

■有原に7回2安打

 奇跡の逆転Vを信じて声を枯らした観客席から、大きなため息が漏れた。7点を追う最終回。先頭のデスパイネが見逃し三振、松田宣が力ない右飛に倒れると、最後は追い込まれた中村晃のバットが空を切った。三者凡退であっさり試合終了。絶対に落とせなかった一戦で惨敗し、ナイター開始前だった西武のマジックは、この時点で一つ減って「3」となった。

 この1敗でVが大きく遠のいたことを観客席のファンも痛いほど分かっている。当然ため息は通常の敗戦時よりも大きくなる。そんな重苦しい雰囲気の中、試合後のセレモニーで工藤監督はファイティングポーズを崩さなかった。「ヤフオクドーム最終戦で本当に勝ちたかったです。負けてしまいましたがわれわれのシーズンはこれからだと思っています。残り5試合、死に物狂いで一戦必勝の心を持って戦っていきたいです」。指揮官は力強く“ネバーギブアップ”を誓った。ほんのわずかでも逆転Vの可能性が残されているのは事実だ。

 ただ逆境をはね返そうにも、打線があまりに元気がない。この日は初回先頭の牧原が有原から四球を選び、今宮の犠打で1死二塁の先制機をつくったが、続く柳田が空振り三振、不振のデスパイネに代わって4番に入ったグラシアルが遊ゴロに倒れて無得点。その後もヒットが出ず、5回2死から内川がチーム初安打を放ったが得点につながらず、6回も1番からの攻撃があっさり3人で終わった。

 工藤監督は「メリハリをうまくつけられた」とリーグトップの白星を誇る有原をたたえるが、各打者が何とか出塁するための工夫や気迫を十分に出していたとは言えないことも確かだ。5番に降格したデスパイネに至ってはこの日も2三振を喫するなど、西武にVマジックが点灯した翌日の16日からの最近5試合で18打数無安打10三振と大ブレーキ。22日のオリックス戦も好投手の山本が先発するだけに、最下位相手でも白星を計算できない。

 7回にようやく有原から松田宣が30号ソロを放ち2点差としたが、続く8回に5番手の加治屋が3四球と三塁打で一挙3失点。反撃ムードは一気にしぼんだ。「(順位が)決まっているわけではないので、しっかり前を向いて明日の試合を勝てるようにしっかりやっていくだけ」。指揮官は再びファイティングポーズを見せたが、2年ぶりのリーグVは風前のともしびとなった。 (倉成孝史)

西日本スポーツ

最終更新:9/22(日) 7:33
西日本スポーツ

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