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「しりとりができない」知的障害の子が自信と笑顔を取り戻した“共生型デイサービス”の存在意義

9/22(日) 12:04配信

FNN.jpプライムオンライン

幼稚園で「この子だけ、しりとりができない」と言われた

小学5年生の東島紅葉さん(10)は、週に3回、小学校の授業が終わると自転車で数分の場所にある「デイサービス」に通う。このデイサービス「クローバー学芸大学(目黒区)」は、1Fが高齢者向けのデイサービスセンター、2Fが発達障害児のためのアフタースクールとなっている。「世代間交流」を理念のひとつとした、いわゆる「共生型」のデイサービス施設だ。2019年1月に完成、彼女はその当時からかよっている。

【画像】“グレーゾーン”の紅葉さんはここで自信と笑顔を得た

紅葉さんは、母親が「グレーゾーン」と語る軽度の知的障害をもつ。学校の授業についていけなかったり、とにかく忘れ物が多かったりする。そもそも忘れ物をしたことを忘れてしまい「忘れ物の自覚」がないという。片付けもできない。もともと、どこにおいてあったものなのか、わからなくなってしまうのだ。感情の起伏が激しいこともある。

幼稚園で先生から「まわりのこは出来ているのに、紅葉ちゃんはしりとりができない」と言われ、念のために病院に行ったところ「正常ではない」といわれた。しかし「診断」を出すほどのものではない。なのでグレーゾーン。

私が1時間ほど一緒に過ごしている間は、笑顔で会話し「フジテレビだと嵐しってるの!?」と目を輝かせ、「アナウンサーだったなら、いまなにかニュースっぽくしゃべって!」といたずらっぽい顔で無茶ぶりするなど、まったく“障害”を感じることはなかったが、母親曰く、一緒に生活をしていると「ああ、やはり・・・」と、“異常”を感じることが多いという。

その紅葉さんに、母親は「思いやりのある優しい子に育ってほしい。人の気持ちが分かる子になってほしい」と願っている。

それが、この「共生型デイサービス」に通うようになってから、少しずつだが、かないつつあるというのだ。

最終更新:9/22(日) 12:04
FNN.jpプライムオンライン

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