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すぐに手が出てしまう…暴力をふるう子供の心理

9/22(日) 20:15配信

All About

◆「叩いちゃダメ!」と叱っても全然効き目なし、どうすべき?

親から子への暴力、いわば児童虐待が問題化している昨今ですが、逆に、子供が親を叩いたり蹴ったりという話もよく聞きます。

「なぜうちの子はすぐに手が出てしまうのか?」
「どこから暴力を学んできたのか?」

と悩み、現場では「叩いちゃダメ」と叱責するものの、一向に変わる気配なし……。

この記事では、子供が叩いたり蹴ったりする心理、そして親としてどう向き合っていくのが望ましいかについてお伝えしていきます。

◆なぜすぐ手がでてしまうのか

「うちの子、すぐに手が出て、親を叩いたり、蹴ったりすることもある。どうして?」

こんな話を聞いたら、みなさんどう思うでしょうか? その子はなぜ親を叩くようになってしまったと考えますか?

おそらく、「親の方も子供を叩いているのではないか?」そう思った方もいると思います。つまり、「親が叩いているから、子も叩くようになるのでは」という推測です。

たしかに、こういうことはよくあります。教育心理学者のマッケンジー博士の著書の中でもこのようなくだりがあります。

親:「うちの子はすぐに兄弟や友達を叩いてしまうんです」

博士:「そのときどう対処していますか?」

親:「まず初めはしっかりと分からせるために大きい声で叱ります。それでも止めないようであれば必要なら叩きます」

このように、叩くのはダメだと子供に分からせるために、親自ら叩くという強硬手段に出てしまうケースは少なくありません。

しかし、必ずしもそうではなく、親は叩かないのに、子供が叩くケースもあります。この場合、親としては辛いものです。周りからそういう目で見られているかもしれないということ、原因が見えない分、対処に迷うこと、心情は複雑です。

◆手が出てしまう子の共通点とは?

困ったときに手が出てしまう子にはある共通点があります。相手を叩くことで、何かしらの恩恵を受けているということです。

身近なところでいけば、

・欲しいおもちゃが手に入った
・食べたいクッキーをもう1枚もらえた
・もっと長い時間ゲームをすることができた

などです。中には、

・周りの注意を引けた
・みんなを威嚇できた

こんなケースもあるでしょう。

人間は、自分で起こした行動でいい思いをすると、その行動を繰り返しやすくなります。心理学でいう「強化」が起こり、「あれは効く。また次もやろう」となるのです。ここでいうなら、「お、叩くとみんながびっくりして言うことを聞いてくれる。ならばやらない手はないぞ」というわけです。

親は叩いたことがなくても、たとえば周りの子のふるまいを見て、「あ、叩くのはよさそうだぞ」というのも始まりのきっかけになります。心理学の実験でも、暴力の観察学習は証明されていて、映像上で暴力シーンを見た子供たちの攻撃性が高まることが分かっています(とくに生身の人間が演じている映像で起こりやすい)。

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最終更新:9/22(日) 20:15
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