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皆、分かっているつもり? ビットコインのバリュエーションとボラティリティの関係

9/22(日) 7:00配信

CoinDesk Japan

ほとんどの人は「ボラティリティ」という用語を理解していると考えている。

「ボラティリティ」は急激で予想できない変化を意味し、通常はネガティブな意味を含む。金融市場でさえも、我々は資産の激しい変動を生み出す投資を本能的に避ける。.

しかし金融におけるボラティリティは通常、誤解されている。最も一般的に受け入れられている意味でさえ、しばしば誤って使われている。

ボラティリティについては、望ましい状況も複雑。投資家はお金を稼がせてくれない限りボラティリティを嫌う。トレーダーは高すぎるリスクプレミアムにならない限りボラティリティを愛する。

そして、ボラティリティの原因を理解している人もほとんどいない。多くの人は低い流動性の結果と考えている(※)。

これは直感的に筋が通っている。取引量が少なければ、大口の注文によって価格が急激に上下する可能性がある。しかし実証研究によると、実際は逆。

つまり、ボラティリティは流動性を低下させる。より幅広いスプレッドを通じて、マーケットメーカーはボラティリティのある資産を保有する追加リスクを相殺しようとするためだ。

(※)この誤解は、流動性の低さと取引量の少なさを誤って混同することからも生じる。取引量が多く、流動性が低いという状況はあり得るが、それについては別の機会に述べたい。

この混乱が、仮想通貨分野では重大な問題となっている。

ビットコインのボラティリティは、しばしば、ビットコインは価値の優れた保存手段、信頼できる支払いトークン、あるいは堅実なポートフォリオヘッジには決してならない理由としてあげられる。

多くの人は、市場が成熟するにつれて、ボラティリティは低下するという思い込みの罠に落ちる。そして、適切ではないかもしれない事例を信じてしまう。

そして、最終的な収益に重大な影響を与える可能性のある誤ったバリュエーションモデル、誤ったポートフォリオの組入比率、誤ったデリバティブ戦略の適用にもつながりかねない。

なので、いくつかの仮定を壊し、なぜビットコインのユニークな特性が、市場のファンダメンタルズをより広く、より深く理解することに役立つのかを考えてみる価値はある。

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最終更新:9/25(水) 11:52
CoinDesk Japan

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