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速い安い「巧い」ステーブルコインでJPモルガンと競合か協働か ― 送金にブロックチェーン活用の米大手ウェルズ・ファーゴ

9/22(日) 8:00配信

CoinDesk Japan

米金融大手のウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)は、内部で使用する国際送金用の同社ブロックチェーンが、1万1千を超える金融機関の利用する国際通信システムであるスウィフト(SWIFT)より高速かつ効率的であると述べた。

2019年9月17日(現地時間)に公表された「ウェルズ・ファーゴ・デジタル・キャッシュ(Wells Fargo Digital Cash)」は、R3の「コルダ・エンタープライズ(Corda Enterprise)」ソフトウェアを用いて、同じ銀行内で支払元口座から支払先口座へと資金が移動する際の、社内口座振替を取り扱っている。

「国際送金したり通貨を両替する必要がある場合には、スウィフトやその他銀行など第三者を介す必要があります」と、ウェルズ・ファーゴのイノベーショングループ責任者、リサ・フレーザー(Lisa Frazer)氏は述べ、次のように続けた。「それは長い手続きとなり、外部との接続があるたびに、時間、エネルギー、労力がかかります」

デジタルキャッシュを利用することで、同社は資金を1日に移動させることができる時間を20時間へと伸ばすことが可能になる。電信送金やスウィフトのようなシステムに依存する場合、わずか週5日で1日6~9時間だ、と同氏は述べた。

そして、同氏はCoinDeskに対して次のように語った。

「スウィフトより速く、安く、そして間違いなく更に効率的です」

現在同社は、異なる国に位置する支店間での社内口座振込についてはスウィフトを利用する必要がある。しかし、国内での支店間口座振替はその限りではない。

このブロックチェーンプロジェクトは、概念実証がうまくいけば 2020年に試験段階へと移行するが「国際拠点間でデジタルキャッシュを交換することを可能にします」と、フレーザー氏は意気込む。

競合のメガバンクJPモルガン(JP Morgan)のJPMコイン(JPM Coin)と同様、ウェルズ・ファーゴのデジタルキャッシュも従来の通貨と1対1で連動することになる。「我々は法定通貨を保有するので、ステーブルコインになります。そして、デジタルキャッシュトークンを発行します。これらのトークンはデジタルウォレットに保管され、取引することが可能です」と、同氏は述べた。

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最終更新:10/10(木) 16:36
CoinDesk Japan

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