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中国人旅客のソーセージから「豚コレラ」ウイルス遺伝子 那覇空港で10例も

9/22(日) 16:55配信

沖縄タイムス

 沖縄県は20日、韓国で17日に家畜伝染病「アフリカ豚(とん)コレラ」の発生が確認されたことを受け、養豚業者などを集めた対策会議を那覇市内で開いた。県は、中国などからの旅客が持ち込んだソーセージなどから、アフリカ豚コレラのウイルス遺伝子を検出した例がこれまで10例あると報告。生きたウイルスではなかったため侵入の恐れはないが、養豚場でも衛生管理を徹底するよう呼び掛けた。

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 アフリカ豚コレラは人には感染しないが、有効な治療法やワクチンがなく、致死率が高い。国内で発生は確認されていないが、県外では渡航客が持ち込んだソーセージから生きたウイルスが検出された事例もあり、国が検疫探知犬を増やすなどして水際対策を強化している。

 ■生きたウイルスじゃない

 アフリカ豚コレラウイルスの遺伝子検査で陽性となった事例は全国でこれまで70例あり、このうち那覇空港では10例が確認された。今年2月~7月にかけ、中国やベトナムなどからの旅客が持ち込んだソーセージやジャーキーなどから検出されたが、生きたウイルスではなかった。

 検疫探知犬による探知活動や家畜防疫官による口頭質問などで検査をしているというが、対策会議では出席者から「検査をすり抜けた事例もあるのではないかと心配だ。国際線だけでなく国内線も抜かりなく対応してほしい」との声も挙がった。

 会議ではアフリカ豚コレラとは別の伝染病「豚コレラ」が県外の8府県に広がっている現状も報告。県などの担当者は養豚場に出入りする人や車の消毒を徹底するなど、ウイルスの侵入防止策を紹介。発生した場合は甚大な被害を受けるとし、「何か変だと思ったらすぐに家畜保健衛生所に連絡してほしい」と呼び掛けた。

最終更新:9/22(日) 20:01
沖縄タイムス

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