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AIタクシー名所巡る 金沢で初実験 運行ルートを考案

9/22(日) 0:55配信

北國新聞社

 県内初となる人工知能(AI)を活用した乗り合いタクシーの配車サービス実験は21日、市中心部で行われ、AIが導き出したルートで運行されるタクシーを使い、観光客が名所巡りを楽しんだ。広坂通りなどでは公共交通の利用を呼び掛けるイベント「カーフリーデー」が同時開催され、乗り物好きの親子連れらが、二つの車両をつないだ「連節バス」の乗車体験などを満喫した。

 AIによる配車実験は、2次交通の利便性向上を目的に、市が金沢駅観光案内所を訪れた旅行者80人を対象に実施した。

 利用者が専用サイトに接続し、現在地と目的地、乗車人数を入力すると、AIが客を乗せる順番など最適なルートをタクシーのタブレット端末に表示する仕組み。乗車場所は金沢駅や近江町市場など市内11カ所で、1人1千円で1日乗り放題とした。利用者は金沢駅でスタッフの説明を受けた後、タクシーに乗り込んでまちなかに繰り出した。

 市の委託を受けたベンチャー企業「未来シェア」(函館市)とJTBが共同で実施した。市は利用者のアンケート結果を分析し、県タクシー協会や北陸信越運輸局などと共有する。来年1月ごろにも実験を行う。

 市と市交通まちづくり協議会の「カーフリーデー2019in金沢」は、広坂通りと市役所庁舎前広場で開かれた。

 新潟市から借り受けた全長約18メートルの連節バスが展示され、蛇腹でつながれた車両をひと目見ようと、多くの人がカメラを手に会場を訪れた。走行実験を兼ねた計3回の乗車体験では、親子連れらが香林坊、武蔵が辻、兼六園下を巡って市役所前に戻るコースで乗り心地を確かめた。

 市役所側の広坂交差点から市役所前交差点までの約230メートルの区間では、車道をバスと歩行者のみが通行できるようにする「トランジットモール」の社会実験が初めて実施された。

 自家用車の通行を制限することでまちなかのにぎわい創出や交通渋滞解消を図る取り組みで、3車線のうち1車線がバスの走行専用、残り2車線は「歩行者天国」となり、路上にスイーツなどのブースが並んだ。市庁舎前広場ではミニSL乗車体験などが行われた。

北國新聞社

最終更新:9/22(日) 0:55
北國新聞社

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