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〈TOKYO 2021〉2021年以降の東京はどうなってる?アーティスト、建築家らが未来を問うアートイベントを開催

9/22(日) 23:57配信

Webマガジン コロカル

コロカルニュース

■東京の過去を検証し、未来を発見するために

2019年夏、東京・京橋にて〈TOKYO 2021〉が開幕しました。これはクリエイターたちが東京の過去を新しい視点で検証し、未来の発見をしていくアートイベント。「建築」と「現代美術」、ふたつの展示を通じ「2021年以降を考える」ことと向き合っていきます。建築展は既に開催され、8月24日に盛況のうちに終了。9月14日より美術展「un/real engine ―― 慰霊のエンジニアリング」が始まります。

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総合ディレクションは、アーティストの藤元明さん。企画アドバイザーに建築家の永山祐子さん。建築展 課題「島京2021」のディレクションは建築家の中山英之さん、課題制作は藤村龍至さんが手がけました。美術展のキュレーションはアーティストの黒瀬陽平さんが手がけます。

出品作家は、会田誠さん、高山明さん、中谷芙二子さんなどなど。

TOKYO 2021の発端は、総合ディレクターの藤元さんが2016年より開始したアートプロジェクト〈2021〉にあるそう。今回のイベントは2021のコンセプトを共有された〈戸田建設〉がTOKYO 2021の主催者として開催を決定しました。

展示会場は、間もなく解体される戸田建設本社ビル。(解体後は、芸術文化施設を備えた新社屋を建設予定)

藤元さんは、本展の開催によせて次のように語っています。

「現在、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博同様、国家的大祭を機に、都市を書き換えるほどの、数え切れない開発が進行しています。開発とは、文化や地域性、未来像など、これまでの価値観と、これからの価値観に向き合わざるを得ません。私は、そのような時にこそアートは機能すると考えます。ここでいうアートとは、美術館やギャラリー、アートフェアや芸術祭とは違う文脈の“開発とアート”という社会性を有した枠組みです」

本展では「災害」と「祝祭」を繰り返してきた日本の歴史の中で、新たな想像力や表現、技術を生み出してきた文化や科学の営みを「慰霊のエンジニアリング」と名付け、その系譜の一部として日本現代美術史を再構成するといいます。

本展キュレーターであり、美術家/美術批評家/カオス*ラウンジ代表の黒瀬陽平さんは次のようにコメントを寄せています。

「本展では、反復される災害と祝祭のなかで、新たな想像力や表現を生み出す芸術の営みを、“慰霊のエンジニアリング(engineering of mourning)”と名付け、その系譜をたどってゆく。なぜ「慰霊」なのか。災害の後には復興がある。しかし、失われたものや死者たちを弔うことなしに、復興への道は開けない。慰霊の問題は、宿命的に繰り返される災害から立ち直り、前へ進もうとする私たちの社会全体にとって、避けることのできないものだ。なぜ“エンジニアリング”なのか。“文明災”(梅原猛)という言葉があるように、災害もまた文明とともに“進化”する。だとすれば、それに対応する学や技術も、エンジニアリングとして更新されてきたはずである。災害と祝祭は宿命的に繰り返すかもしれないが、それを乗り越えようとする人々の想像力や表現、技術は、決して同じ繰り返しではない。それは孤独な“喪の作業(mourning work)”ではなく、その時代のあらゆる文化、科学と関係しながら更新されてゆく、慰霊のエンジニアリングなのである」※一部抜粋。全文は公式サイトからお読み下さい。

オリンピックを目前に、ふとオリンピック後の日本はどうなっているのだろう?と思うことはないでしょうか。そんな疑問を、アーティストとともに考えてみるのもいいかもしれません。参加作家は、次の通りです。

会田誠、飴屋法水、磯村暖、宇川直宏、梅沢和木、梅田裕、大山顕、カオス*ラウンジ、カタルシスの岸辺、キュンチョメ、今野勉、SIDE CORE、高山明、たかくらかずき、竹内公太、寺山修司、中島晴矢、中谷芙二子、名もなき実昌、八谷和彦、檜皮一彦、藤元明、HouxoQue、三上晴子、宮下サトシ、MES、山内祥太、弓指寛治、渡邉英徳

なお本展の入場は無料ですが、事前登録が必要とのこと。詳しくは以下から。

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最終更新:9/22(日) 23:57
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