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吉岡里帆「役は選ばない」30代を見据える思い

9/23(月) 6:16配信

シネマトゥデイ

 映画『見えない目撃者』で主演を務め、目の見えない元警察官を演じた吉岡里帆。これまでにないハードな役どころに挑んだ吉岡が20代を折り返す今、胸中を語った。

こんな吉岡里帆みたことない!『見えない目撃者』本編特別映像

素顔でやることが許された役

 本作で吉岡が演じたのは、自らの過失で弟を事故死させ、視力も失ってしまった元警察官の浜中なつめ。ある日、自動車の接触事故に遭遇したなつめは、車中から聞こえた助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると考え、もう一人の目撃者である春馬(高杉真宙)を探し出して事件解明のために奮闘する。自身が演じるなつめについて、吉岡は「筋が通っていて、ハンディを抱えながらも正義感の強い人間であることに惹かれました。だからこそ芯の部分を表現しないとぶれてしまう」と強い決意があったという。

 吉岡が「これまで演じたことがない」という役に挑んだ本作。身体を張ったアクションやスリラーにも挑戦し、吉岡自身「ほとんど剥き出しで、素顔でやることが許された役。今までと明確に違うと思います」と真剣な眼差しで語る。目が見えない演技も、役者犬との全編を通しての共演も、アクションもすべてが初めて。しかも、3つを連動させた演技に苦労も多かった。

 「付け焼き刃ではできないので、少しずつ積み重ねていった感覚です。アクションやスリラーの場面はカット数も多くて動きも激しいので、集中力をキープするのに必死で。目が見えない演技を含め、緻密にやることがリアルかつエンタメとして成立させることができるという思いでした」

 今回のチャレンジの始まりには、主人公の強さに惹かれたことがあるという。「なつめは目が見えないこともはねのける強い気持ちを持ち続けるのが個性です。社会的な弱者のようでいて、実は誰よりも強い人間。果敢に危険に挑むのは、自分はできない。でも諦めない気持ちは理解できるな、と。長い時間をかけて対峙してくという芯の部分は共鳴できました」

“目が見えない”という演技

 “目が見えない”という演技に対し、真摯に辛抱強く挑んだ吉岡。「いろいろなアプローチがあったのですが、ただ感情がゼロになるのだけは避けようと。常に何かを思っていると感じさせることは意識して、目が使えないから芝居が制御されるのではなくて、目が使えないぶん感情が伝わるように演じたいと思っていました」という。

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最終更新:9/23(月) 6:16
シネマトゥデイ

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