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人気復活もこの先どうする?トヨタ「プリウス」の未来を考える

9/23(月) 7:00配信

&GP

世界初の量産ハイブリッドカーであり、ひと頃、爆発的なヒットを記録していたトヨタ「プリウス」。

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2015年12月のフルモデルチェンジで現行モデルとなって以来、たびたび販売不振がささやかれていたが、ここへきて人気が復活している。

今回は“プリウス人気”回復のきっかけとなったマイナーチェンジでの変更内容を紹介しつつ、あらためてプリウスというクルマについて考えてみたいと思う。

“奇抜から普通”へとデザイン変更した新型プリウス

販売台数が伸び悩んでいた現行プリウスの状況に異変が起きたのは、2019年4月のこと。乗用車(軽自動車を除く)の販売ランキングで、それまでトップを走っていた日産「ノート」や、それを追うトヨタ「アクア」を上回り、プリウスが首位の座を奪回したのである。その後、5月、6月、7月も快進撃が続き、2019年上半期のセールスでも、乗用車部門のトップに返り咲いている。

少し前まで「売れていない」といわれていた現行プリウスだが、それはあくまで、爆発的なヒットを記録した“かつて”と比べての話。しっかりとした販売実績を残しているのだ。

2019年に入りプリウス人気が回復したきっかけは、2018年末に大きなマイナーチェンジを受け、各部がアップデートされたため。中でも、今回のマイナーチェンジにおける最大のポイントといえるのが、スタイリングのリフレッシュだ。

フロント回りは、ヘッドライトやバンパーのデザインを変更。目から流れるひと筋の涙のように、バンパーへと食い込んでいたヘッドライトの一部が省略され、スッキリとした表情に。個性的ではあるものの、好みが分かれた従来モデルに比べ、多くの人が受け入れやすい意匠となった。それにしても、わずかに手を加えただけで、印象がこれほど変わるのは驚きだ。

リア回りも、バンパーとテールランプのデザインがガラリと変わった。従来、縦型の特徴的な形状だったテールランプは、リアゲート側へ食い込む水平基調の形状となり、大幅にイメージチェンジ。それに併せて、リアゲートや周囲のパネルまで新デザインとなっている。先進的な雰囲気こそ、幾分、後退したように思えるが、新型の方が落ち着くという評価があるのも理解できる内容だ。

ちなみにホイールのデザインもリフレッシュ。17インチ仕様は、樹脂の加飾部分にチタン調の塗装を採用。15インチ仕様は、スポークの形状を新しくしている。

一方、新型はインテリアデザインも変更。従来モデルは、一部グレードのセンターコンソールをホワイト仕上げとし、斬新かつ特別な雰囲気を醸し出していたが、「もっと普通の見た目がいい」という声に応え、ブラックへとカラーリングを変更。エクステリアと同様、インテリアも“奇抜から普通”になった。

個人的には、これまでの個性的なプリウスが好きだった。しかし、販売台数のトップを争う量販車種として考えた場合、多くの人の好みにマッチするベーシックなデザインの方が、より好まれるということだろう。個性を主張してみたが受け入れられず、よりプレーンな方向へと軌道修正した、というのが、新型のデザイン面における趣旨といえるだろう。

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最終更新:9/23(月) 7:00
&GP

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