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人は、育てる前に守るべき。“褒めの達人”関根勤が「僕は守護神でいたい」と語るワケ

9/23(月) 12:01配信

新R25

以前、関根麻里さんに取材をした際、「ダメな君でも愛してる」など、相手を肯定する数々の名言やエピソードが飛び出した父・関根勤さん。

気になって調べてみたところ、どうも関根さん、後輩芸人に対しても基本的にダメ出しはせず、「褒める」ことに徹しているのだそう。

人を育てるうえではダメ出しが必要な場面もたくさんあるはずですが、関根さんはどうしてそこまで「褒め」にこだわるのか…?

今回、そんな関根さんに直接“褒めの哲学”を伺ったところ、出てきたのは「人の守り方」のお話でした。

〈聞き手=サノトモキ〉

今の時代には、うまくいかない人を肯定する“守護神”が必要だ

サノ:
さっそくですが、関根さんはどうしてそんなに人を褒めるんですか?

関根さん:
僕はね…「守護神」でいたいんですよ。

サノ:
守護神…?

関根さん:
「この人に相談すれば、絶対に自分のことを肯定してくれる」と思える存在ですね。

今の時代、そういう「無条件で人の味方になれる大人」が、世の中にもっと必要だと思うんです。

関根さん:
僕はね、世の中で一番褒めてあげなきゃいけないのって「うまくいかなかった人」だと思うんですよ。

サノ:
うまくいかなかったのに、褒めるんですか?

関根さん:
失敗して、自信を失って下を向いてるときこそ、まわりが褒めて前を向く手伝いをしてあげなくちゃ。

ほとんどの人はうまくいってないとき、自分はダメなやつだなあ、ここから逃げ出したいなあってなっちゃう。

サノ:
たしかに、本当に肯定されたいのって、落ち込んでるときかも。

関根さん:
でしょう? なのにみんな、「うまくいった人」ばっかり褒めるでしょ!

だから「デキる人」は自信をつけてどんどん「デキる人」に、「デキない人」は自信を失ってますます「デキない人」になってっちゃうのよ。

今はそうやって、「自分は価値のない人間なんだ」とドロップアウトする人がうまれやすい構造になってる気がするんですよね。

「デキないやつ」なんてレッテルを貼られてる人も、チームに貢献してるもんなんですよ。

たとえば会社も、「成果」を示せない人は「デキないやつ」扱いになるけど、「デキないやつ」は案外人間関係を円滑にする貴重なクッションになったりするんです。

会社には見えない「成果」を出してるかもしれない。

サノ:
たしかに。

関根さん:
「成果」という一つのベクトルだけで評価する会社が多いから、デキない人は自分の価値を見失って苦しくなっていく。

だから会社にも、「守護神」って役職を作ったほうがいいと思うんですよ。

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最終更新:9/23(月) 12:01
新R25

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